ーーーーーーーガコン、
ぷはぁっっっ!!!
ホテルのロビーにある自販機で飲み物を購入。
生き返る〜!!
『あれっ?芽衣〜??』
私「あっ!みんな〜!散歩終わったの〜?」
同じ部屋の3人組と合流した。
『これから男子の部屋に行くんだけど、芽衣も行こうよっ!』
私「え!男子の部屋!?ん〜私はいいよ〜、舞が
戻ってくるかもしれないし!」
『舞はまだ光とイチャイチャしてるから大丈夫♡』
『ほーらっ、行こっ!』
私「え〜〜〜〜〜」
半ば無理やり連れていかれることに…。
ーーーーーーーーチーン、
『この階だよね、裕太達の部屋って!』
『607号室じゃなかった!?』
裕太…
同じクラスの男子だけど、
そんなに仲良くないんだけどなぁ。
裕太『おーい(小声)』
『あ!いたいた!』
裕太『見つかるから静かに来いよ!いま先生達、
見回りしてっから!(小声)』
『さっき山田(先生)が下の階に来てたよっ』
裕太『まじ?早く入れよ!(小声)………て、あれ?
望月じゃん!!(大声)』
『裕太声でかいっ!!』
裕太『あ、わりっ!!』
私「ど、どうも…(小声)」
男子『え、なになに??女子来たの!?』
男子『まじ!?女子!?俺らの部屋来いよ!トランプしようぜ!』
男子『いやいや〜、修学旅行だよ?ここはやっぱり
恋バナだろ!』
裕太のでかい声のせいで周りの部屋からも気づかれてしまった。。
女子『ちょっと男子!静かにしてよっ!』
女子『そうだよ、山田(先生)にバレちゃうじゃん!』
ーーーーーーーーバタバタ、
男子『やべっ!山田(先生)来てる!!逃げろ!』
男子『まじかよ!?とりあえずみんな隠れろ!』
女子『えっ、どこに隠れれば良いのよっ!』
裕太『とりあえず部屋入れって!』
ーーーーーーーーぐいっ
私「えっ!?」
思いっきり裕太に腕を引っ張られ、
裕太の胸に飛び込む形となってしまった
私「ごっ、ごめん!」
急いで裕太から離れようとした
その矢先、
ーーーーーーーーぐいっ
すぐにまた誰かに引っ張られた
私「わわわっ!!」
痛っっ
湊『………………何してんだよ』
私「え!?…湊!?」
ーーーーーーーーぐいっ
湊が私の腕を掴んだまま、裕太の部屋から出ていく。
先生『おい、お前ら何してんだ!!』
ビッ!!ビックリしたぁ…
どうやら他のクラスの女子が見つかったみたい…
や、やばい…
見つかっちゃう…!!
私「み、湊!やばいよ…!」
ーーーーーーーーピッ、
湊『……早く入れ』
ーーーーーーーーガチャ、
私「えっ!?ここって、湊の部屋!?」
湊『…………うるさい。』
ーーーーーーーーパタン、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!