第100話

抜き打ち
5,598
2018/06/11 14:51





男『ほら、電話してみなって!』



私「……しませんけど。彼の迷惑になるので」





だってもう寝る時間だし、邪魔したくない。





男『とか言って、怖いんでしょ〜』



私「何も怖くないですけど!」



男『向こう夜中なんでしょ?電話してもしも女の人が
出たら怖いもんね〜?笑』



私「…………」



男『やめといた方が良いね!このまま気付かないフリしてた方が良いよ!』






なんか、、、



むかつく!!!!!!







私「そこまで言うなら電話しましょうか!?」







湊は絶対そんなことしないもん!!







男『かける勇気があるなら、かけてみなよ?笑』







かける勇気?







私「そんなの、勇気でもなんでもないし!!」







普通に電話かけるだけ…


普通のこと。





いつもかけてるように、、






いつも?





いつも電話かけるのは、、





湊から…







いやいや、だから何?





別にたまには私から電話かけたって良いじゃん










男『あれー?まだかけないのー?』



私「か、かけますけど!?」






大丈夫、




大丈夫。






ピッ







ーーーープッ、プッ、プッ、、






プルルルルルル、プルルルルルル、、








お願い、








出て。









プルルルルルル、プルルルルルル、、ピッ、、









私「あ、、湊!?」




湊『え?あ、あぁ、芽衣?どした?』




私「いや、えっと、、」





湊『……芽衣?』







湊の後ろが騒がしい







私「い、いま何してるの?」



湊『え、いま?今、、えっと、、』







ガヤガヤと騒がしいからなのか、


湊の返事が聞き取れない。








湊『あ、ごめん、、ちょっと切るわ。またかける!』





私「え!?あ、ちょっと、湊!」









ーーーープー、プー、プー、、、









切られた…








男『……その顔は、やっぱりかけなきゃ良かったっていう後悔の顔?』




私「…………別に、」






別に後悔なんてしてない






男『なっ?男なんてみんな一緒だろ?』







みんな一緒…






湊も…?







なんで夜中のはずなのに、、





あんなに騒がしかったの?






女の人の声も聞こえた






湊のことだから、学校の友達と遊んでるだけだよね








湊、、








湊、今何してるの、、












男『ボンキュッボンの姉ちゃんにハマっちゃったんだな、芽衣ちゃんの彼氏!』




私「…そんなにボンキュッボンが良いなら、あんたも外人の女をナンパすれば?」







なんか、、




頭にきた!!








夜中まで遊ぶくせに、

私にはLINEも全然返事くれないし、

電話もしてくれないのね!?







あー、そうですか










湊のばかやろう!!!!!!










男『外人の姉ちゃんより、俺は芽衣ちゃんと遊びたいんだよね〜』



私「まだいたんですか?いい加減諦めてください。」



男『ひっでー言われよう(笑)でもここまで来たら、
諦めらんねーなー』






しつこい…






男『芽衣ちゃんも彼氏と同じことしてやろうぜ!』



私「は?」



男『他の男と遊ぶんだよ!彼氏だって他の女と遊んでんだから、別に良くね?』



私「……そうね、それも良いかもね」



男『じゃあ、、』



私「けど、、、」



男『何?まだ何かあんの?』











私「私の彼氏をそこら辺の男と一緒にしないで!」














湊は、浮気するような男じゃない。








それは私が1番分かってる。














男『だーかーらー、一緒だったでしょー?』











一緒じゃない。











私「…………信じてるから。」












男『信じてれば浮気されないって思っちゃってんの?
えー、かわいー(笑) そんなのただの願望だよ?笑』








願望だってなんだって良い
























私「私は湊を信じてる。」
















男『重い女は嫌われちゃうよー?』

















ねぇ、湊。






湊がアメリカに行く時に私に言った言葉、






私は信じるよ。















私「重くても、ボンキュッボンじゃなくても…」














ずっと、信じてる。






















私「湊が私を嫌いになっても、私は湊が好きだから」





























『バカ芽衣』

















そう、いつもこうやって




バカ芽衣だとか、アホ芽衣だとか呼んでくる湊。





あれ、、?





湊のことを考えすぎて、






バカ芽衣!と呼ぶ、湊の声が脳内再生される。






でも、






妄想ぐらい、もっと良い言葉かけて欲しいよ…



























『心配すんな』





















そうそう、こういう言葉を、、






妄想なら、、







妄、、想、、、














え?



























湊『嫌いになんて、なるわけねーだろ。』










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