ーーーーーーーーガチャ、
潤『セーーフ!!バレなかったーー!!』
光『あっぶねー!!まじ山田(先生)こえーー』
男子達が戻ってきた。
潤『……えっ!?』
私と湊に気付いた潤くんが目を見開いて驚いた。
私「………………」
湊『………………遅かったな、潤と光。』
この男、、、どこまでも冷静だな!
光『えっ!?何してんの!?』
潤『えっ!えっ!?お前らってそういう関係!?』
湊『違うから。』
湊が1から説明したところで、
2人がようやく納得した。
まぁたしかに部屋に2人きりだったら怪しむよね…笑
私「じゃあ私、部屋に戻るね…」
さっき、湊は何を言おうとしてたんだろう?
" 俺は、、 "
この続きは、なに?
気になるけど、今日はもう部屋に戻ろう。
光『気を付けてね、芽衣ちゃん!』
潤『あ!そうだ!ちょっと待って!』
私「なに?」
潤『2組の綾って子、知ってる?』
私「……綾?綾って、寺山綾ちゃん?」
潤『そうそう!その子その子!』
2組の寺山綾ちゃん。
学年トップの成績で、スポーツも万能。
おまけに学年1とも言われるほどの美女。
私「その子がどうかしたの?」
潤『聞いて驚くなよ〜??』
湊『…………潤、早く風呂入れ。』
潤『湊が寺山綾にさっき告られたんだよ!』
え?
光『え、まじで!?!?』
潤『ビックリだよなー!!俺ら湊のあとを内緒で
ついて行ったから寺山綾の生告白聞いちゃったし!』
湊『…………ほんと悪趣味。』
潤『寺山綾の告白めっちゃ可愛かったよな〜!!超緊張してんのがさらに可愛い!』
あれ?
そういえば、
私「……そ、そういえば潤くんの部屋って、ここ?」
湊、さっき言ったよね?
" 潤の部屋で話してた "
って。
潤『え?そうだけど!?ここ、俺の部屋〜!』
私「あ、そうなんだ…」
湊『………………』
潤『明日は望月達の部屋遊びに行っても良い?』
私「…………うん、良いよ。」
潤『よっしゃー!約束だぞ〜』
私「あ、じゃあ、私部屋戻るねっ」
光『芽衣ちゃん、おやすみ〜』
潤『また明日な〜!!』
私「…………おやすみ。」
湊『………………芽衣、』
私「……………………」
ーーーーーーーーバタン、
湊が寺山綾ちゃんに告られたことが
ショックなんじゃない。
湊がモテるのは知ってた。
だから、別にそれはいいんだ。
私がショックだったのは、
湊に嘘をつかれたこと。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。