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第29話

家庭の事情



ーーーーーーガチャ、





成瀬君がシャワーを終えて、戻ってきた






湊『……まだ雨止まないな』


私「止まないね…」





一向に止む気配のない雨、、





湊『…てかあの辺で応援団の練習してたの?』


私「うん、いつもあの辺の公園で夜練してるの!」





そういえば、、





私「なんで成瀬君、あの豪雨の中あそこにいたの!?」


湊『実家から家に帰る途中だったから。』


私「………え???」






実家、、


実家って、、、


え、じゃあここは!?






湊『………あのさ、一応言っておくけど、ストーカーじゃないからな。』



私「え!?いやいやいや!さすがにもうそんなこと
思ってないから!大丈夫!笑」



湊『………なら良いけど。笑』






家のことって聞いても良いことなのかな…


ただのクラスメイトが家庭のことに首突っ込むのって


どうなのかな…






湊『…………何。笑』


私「…え!?何って何が!?」


湊『なんか変な顔してるから。笑』


私「変な顔って失礼なんですけど!?」





クスクス、と笑う成瀬君。

このド天然は意外と人の顔もよく見てるなぁ…





私「あのさ、聞いても良いことなのか分からないんだけどさ、、」



湊『…?』



私「成瀬君って、何で一人暮らしなの?」






き、聞いてしまった…



うるさい。

とか

詮索するな、ウザい。

とか言われるのかな…(恐)










湊『うちの親、今海外だから。』(あっさり)






私「………え、海外!?」



湊『うん。』



私「成瀬君一人だけ日本に残ったの!?」



湊『いや、兄貴もいるよ。』






ん???


なんで兄弟だけ日本に残って、、


しかも成瀬君はお兄さんと暮らさないで


ひとり暮らし!?








湊『…別にたいした話じゃないけど…』





と言い、成瀬君は家族の話をしてくれた。






成瀬君の両親は2人とも国際弁護士で、
数年前まで家族一緒に海外で暮らしていたらしい。



だけどお兄さんが日本の大学に進学するのと同時に、

成瀬君も日本の高校に進学することを決め、

昨年、一緒に帰国したとのこと。





お母さんも帰国していたけれど、

実家が学校から2時間も離れていることから、

成瀬君がひとり暮らしをする!と言った為、

お母さんが成瀬君のために学校から近くて、

尚且つセキュリティーの高いマンションを借りたそう。



数ヶ月経って、成瀬君達兄弟の生活も落ち着いたので

お母さんはまた海外に戻ったとの事。
(お兄さんは実家でひとり暮らし)



ちなみに始業式の日に成瀬君がいなかったのは、

引越しが間に合わず、

面倒くさくなったので休んだ、と。






て、、、






私「そんな理由でひとり暮らしする為にこんな高級マンション借りたの!?」



湊『そんな理由じゃない。2時間も遠い学校なんて通えるか!』



私「え、じゃあ実家から近い学校にすれば良かったじゃん!」



湊『………光しか日本の友達いなかったし。』



私「え、光っち!?」







どうやら光っちとは、小さい頃日本に住んでいた時に
知り合った幼馴染とのこと。



成瀬君が海外に住んでいた時も連絡は取り合っていて、

年に何回か成瀬君が帰国した時にも遊んでいたそう。

だから日本で唯一の友達の光っちが受ける高校を

受験したらしい。







私「…………て、なんか成瀬君が光っちを追いかけてきたみたいじゃん!笑」



湊『…その言い方はやめろ。(怒)』



私「成瀬君、か〜わい〜 ♪ 笑」



湊『……黙れ、芽衣!(怒)』









笑っちゃいけないけど、、



いつも冷たくあしらってる光っちを頼りに

高校進学したってのが、、、




なんか笑っちゃう(笑)