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第48話

わだかまり





私「ねぇハル君、どこ行くの?」




遥斗『んー、、もうすぐ着く。』








行き着いた先は、、









私「……資料室?」









ーーーーーーガラッ、








ドアを開けると、、、








私「友香先輩……」








友香先輩が資料室の中にいた。








私「てかハル君、、勝手に資料室入って良いの?」



遥斗『先生に頼まれた資料がここにあるから、
いま鍵借りてんだよ』



私「あ、そうなんだ……」









で、






何なの、この状況は!!








誰も何も言わずにただ時間が過ぎていく。






なんでハル君も友香先輩も黙ってんのかな…






いきなり連れてこられて状況飲み込めないんだけど。






さすがに痺れを切らした私が口を開いた。










私「あのー、、何か用ですか??」








きっと、話があるのは友香先輩なんだろう。






なのに、友香先輩は下を向いたまま、何も言わない。








私「…………えっと……」





遥斗『…………友香。俺、部活に行くから。』





私「え!?ちょっと、ハル君!」





遥斗『……芽衣、鍵返しといて。』





私「え!?どういうこと!?」





遥斗『……じゃあな。』









そう言って、ハル君は部活に行ってしまった。





資料室に残されたのは、





私と、友香先輩だけ…










私「あのー、、鍵も返さないといけないので…」








恐る恐る声をかけてみたら、


ゆっくり友香先輩が話し始めた。













友香『…………今まで嫌な態度取ったりして、
ごめんなさい。』










私「……え!?」









思いもしてなかった言葉に、思わず驚いてしまった










友香『……私、芽衣ちゃんが羨ましかったの。』






私「…………羨ましい…?」







友香『芽衣ちゃんと遥斗の関係が…羨ましかった。』






私「…………」







友香『遥斗の彼女は私なのに、いつも遥斗は芽衣ちゃんのことを想ってるんだもん…』









ハル君が、私のことを想ってる?

でもそれは、ただの幼馴染として、だよ。








友香『最初は、ずっと好きだった遥斗の彼女になれたわけだし、芽衣ちゃんは幼馴染だからって割り切ってたつもりだったけど…』








初めて知った。

友香先輩はハル君のこと、ずっと好きだったんだ…









友香『付き合っていくうちに、私が入り込めない世界が2人にはあることに気付いて、、、悔しかったの‥』








入り込めない世界…




そんなもの、ないよ。









私「それを言うなら、私は幼馴染なんてなりたくなかったですけど…平等に1人の女として見て欲しかったですから…」






友香『……遥斗はちゃんと見てるよ。』






私「見てないですよ。いつまでも妹扱いですもん…。それにハル君が好きなのは、友香先輩だし…。」









自分で言っておいてなんだけど、

なんだか胸が締め付けられる。











友香『…………芽衣ちゃん、、本当に今まで嫌な思いさせてごめんね。』










そう言って友香先輩は頭を下げた。







私がハル君の彼女になるのを夢見てたように、



友香先輩も彼女になれるように頑張ったんだろうな…











私「……もういいですよ。」








友香『…………本当にごめんなさい。』









大粒の涙を流しながら謝る友香先輩を見て、



この涙は決して嘘ではない、と確信した。










私「………私こそ、嫌な態度取ってごめんなさい。」








自分自身も、最初の頃にハル君の彼女って知って


友香先輩に嫌な態度を取ったから。









そうして、友香先輩とのわだかまりが消えた。











私「それじゃ、私は鍵返してきますね!」





友香『……芽衣ちゃんっ!言おうか悩んだけど、、やっぱり言っておくね!』









??




なんだろう?














友香『……私、遥斗と別れたの。』