ーーーーーー数日後、、
本日は快晴なり。
光『今日は絶好の体育祭日和だな〜〜!!!』
ただいま、体育祭の開会式真っ最中。
湊『……静かにしろ、光』
舞『もー、恥ずかしいでしょー!!』
私「ははは…光っちらしいね‥(苦笑)」
湊が風邪を引いてから数日が経った。
驚異の回復力で、あの日の翌日には学校に来た。
"湊" って呼ぶのにはまだ慣れないけど、
成瀬君って呼ぶと、断固無視されるので、
徐々に湊呼びが板についてきた。
舞と光っちは湊呼びに相当驚いていたけどね…笑
〜〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜♪〜
ーーーーーーパァーーーン!
舞『芽衣、お疲れ様ー!』
私「疲れたー!!いまどんな感じ!?」
体育祭が始まって1時間が経過した。
色々な競技をこなしていく。
ちなみに私はさっき二人三脚に出てきたけど、、
結果は3位。
可もなく不可もなく…ってやつ。
舞『凄いよ、芽衣!!いま、うちらの組の点数が
トップだよ!』
私「まじ!?やった!!優勝したら祝勝会だぁー!」
優勝したら、いつもカラオケで打ち上げをするのが
お決まりの流れ。
あれ?
ふと横を見上げると、、
私「ハル君!」
遥斗『‥!!おぉ、芽衣と舞ちゃん!』
舞『あっ!先輩!芽衣の頑張り見てます〜?』
遥斗『もちろん見てますよ。笑』
"もちろん見てる"
嬉しいな。。
『おい、遥斗ー??』
遥斗『あ、今行く!じゃあな、芽衣、舞ちゃん!』
そう言ってハル君は友達の元へ走って行った。
そう言えば、、、
ハル君が出てる個人競技、見てなかった!!
私としたことが…
見逃すなんて初めてだよ…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。