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第82話

伝えよう







湊『おー、そろそろ日が沈んできたな〜』







何事も無かったかのように、


海を見つめる湊。







私はドキドキしてそれどころじゃないっていうのに…







でも、








私「…………綺麗だね…」









こんなに綺麗な夕日を見たのは初めてかもしれない。






沖縄で見る夕日だからかな?




修学旅行だからかな?




それとも、






湊と一緒に見てるから、かな。










湊『たまにはこういうのんびりした時間も良いな。』





私「……そうだね、、落ち着くね。」









2人でただボーッと夕日を眺めていた。









湊といると、落ち着くなぁ。






ホッとする。






この何もしない時間でさえも、





湊となら、ずっと一緒に居られる。





そんな気がするんだ。











ーーーーザザーーーッ










私「わっ!!」









勢いよく押し寄せてきた波に気付かず、





洋服が濡れてしまった…





しゃがんでいたせいで、





結構な範囲に波をかぶってしまった。









湊『…………嘘だろ(笑)、何やってんだよ!笑』



私「だって〜!!気付かなかったんだもん…泣」



湊『ほんと、ドジ!笑』



私「……てかなんで湊は濡れてないの!?」



湊『波も人を選ぶんだよ。笑』



私「何それー!!」









同じ場所にいたはずなのに、


なんで湊だけ濡れてないの…!?









私「どうせ私はどんくさいですよーだ!」




湊『うん、知ってる。笑』




私「もうっ!湊のバカーー!!」






ーーーーポカッ






湊『いてっ!叩くな、バカ芽衣!』



私「湊のばーか!あーほ!どーじ!」



湊『ドジではないな。笑』



私「もうっ!」




ーーーーポカッ、ポカッ、




湊『いーたーいって!』









こんな他愛もない小競り合いも、





実は好きだったりする。










私「…………」





湊『あーあ、髪の毛も濡れちゃってんじゃん…』








そう言って湊が私の髪の毛に触れた。




ただ触れただけ。




それなのに、




私の鼓動がどんどん速くなる。








湊の瞳がまっすぐ私の瞳を見てる。









心臓の音、湊に聞こえてないかな…








ハル君以外の男の子に、




こんなにドキドキするなんて、




想像もしてなかった。








湊はぶっきらぼうだし、




話しかけても、『ん。』としか返事しなかったり




ちょっと冷たくない!?




って時も多々ある。







だけど、一見無愛想に見えるけれど、




意外とよく笑うし、




すごく優しいし、




頼りになる。





そのうえ、





いつも私のそばにいてくれる人。















やっぱり、私は湊が好きだよ。











湊の隣にいたい。


















私「……ねぇ、湊?」
















伝えよう、私の気持ちを。