第44話

41話
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2019/09/24 13:00
あなた「・・・えっ?」
私は今気づいた
皆のドリンクが泥まみれになっていた
夢望「あっははは!www」

あなた「っ・・・!!」
東峰「やよっちゃーん、ドリンクまだ・・・ってど、どうしたの?!ドリンク泥まみれに・・・!!」

あなた「っすみません・・・ちょっとドジっちゃって!」

東峰「そ、そうなの?俺も手伝おうか?」

あなた「いえいえ!マネの仕事ですので大丈夫ですよ!」

東峰「そっか、なるべく早めにお願いね」

あなた「はい、任せてください!」
あなた「ふ・・・ん・・・うぅっ・・・」
おいおい、こんな所で泣くんじゃない
今泣く時じゃないよ、私は強い、大丈夫
こんなの乗り越えれたじゃんか
おさまれ、おさまれ、私の涙
あなた「っ、・・・ふぅ・・・よし」
1つずつ、1つずつ、丁寧に洗う
罪悪感と謝罪を込めながら
あなた「ドリンクどうぞ!」

澤村「珍しいな、ドリンク遅れるなんて」

あなた「実はなにも無いところでこけてしまってですね」

月島「意外とあなたさんってドジなんですねwww」

あなた「なんだとー!?」

菅原「まぁまぁ、どうどう」
やばい、無理に笑ってる、自然に笑え、自分
西谷「おい、あなた、大丈夫かー?」

あなた「・・・ん?何が?」

縁下「ぼーっとしてるぞ、なんかあったのか?」

あなた「コケた」

西谷「えっなんで?!」

あなた「なにも無いところでズッコケてね〜・・・」

縁下「いやぁドンマイだね」

あなた「もうちょっと優しい言葉ないんですかねー・・・」

西谷「無理すんなーよ?」

あなた「分かってるよwww」
今、今してるよ
助けてよ、こんなこと言う柄じゃないけど
あなた「・・・助けて

田中「なんか言ったかー?」

あなた「何にも!頑張れよー?」

田中「おう、任せとけ!」
そう、私はこのままで・・・大丈夫だから
でも
辛いのは何も変わらない
3年間もやられて、感情なんて失って
けど龍達と会って、人生が変わったんだ
私自身も変わったんだ
慣れてるはずなんだ、慣れてるはずなのに
あなた「こんなに、こんなに、辛いことはっ・・・ない・・・
私は少し気分が悪いからと潔子さんに嘘をついて、外に出た
ダメだな、私
何も変わってないじゃん
あなた「うっ・・・うぅっ・・・ぁっ・・・」
涙が止まらない、止めたいのに
やっぱり私はまだ、弱いままだ
あなた「・・・?」
上に何か乗った、ふわふわしてる・・・
目を開けると、上にタオルが乗っていた
・・・なんで?
あなた「わっ・・・!」

小見「・・・どうしたんだよ」

あなた「小見さん・・・?」

小見「ほらぁ・・・やっぱ泣いてる、なんかあったのか?」

猿杙「大丈夫?」

あなた「っ、小見、さん・・・さる、く、いさん・・・」

猿杙「大丈夫だよ、ちゃんと聞くから」

小見「落ち着いてから話せよ?」
あぁやっぱり、卑怯だ

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