第75話

1話
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2019/11/14 10:26
第3章、弥生ちゃんの日常(?)
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あなた「・・・やば」
高校2年生、弥生あなた
高校初、風邪を引きました
いやぁ中学はなってなかったから、高校もねぇーだろって思ったけどあったー!←
あっなるほど!これがフラグ回収か!!(((
とりあえず、マスクだけでもしとこう
あなた「おはようございます・・・」

田中「お、おう・・・おはよう、風邪か?」

西谷「お前が風邪引くなんて珍しいな!」

縁下「今日、雪でも降るんじゃない?」

あなた「さすがに夏だからないでしょ・・・」

田中「まっ無理だけはすんなよー、お前の風邪が悪化したら俺らいつもより楽しくなくなるからよ」

あなた「どーも、頑張って治すよ」

成田「おはよー、あなた、風邪?」

木下「珍し、無理すんなよ」

あなた「風邪気味なだけだから、大丈夫だよ」

田中「まぁバカは風邪ひかないっていうしな!」

あなた「なんだ、バカって自覚してるんだね←」

田中「してねぇーよ!」

木下「田中、矛盾してるぞwww」
なんかこの会話聞いてると風邪なんてバカらしく思っちゃったわ←
あなた「けほっ・・・寒い・・・」

菅原「いや、ジャージ着てても寒いって・・・」

東峰「やよっちゃんが風邪か〜珍しいな〜」

あなた「移らないでくださいね・・・先輩方が風邪ひくと困りますんで・・・」

澤村「あはは、それは頑張んないとな」

あなた「はい、お願いします・・・」
月島「あなたさん、しんどそうだね」

日向「だ、大丈夫かな・・・」

影山「・・・普通にしか見えない」

月島「それは王様の目が可笑しいよ」

影山「ああ?」

山口「ほんとにしんどそう・・・大丈夫かな・・・」
あなた「ヘップシュ、寒い・・・」

縁下「おい、大丈夫か?俺、今ジャージ持ってないくて・・・」

あなた「いや、ジャージ持ってない方が当たり前だから・・・」

清水「あなたちゃん、ちょっと休んで」

あなた「わ、私はまだ大丈夫です」フラッ

谷地「あ、ああ!危ないです!」

清水「あなたちゃんの体が心配です、ほら早く休んで」

あなた「・・・ありがとうございます」

清水「うん、任せて」
生ぬるい夏風、空に浮かぶ巨大入道雲
こう、夏だな〜って思うよね
あなた「淡い月に見とれてしまうから暗い足元も見えずに・・・♪」
転んだことに気が付けないまま
遠い夜の星が滲む
私はそのまま横に倒れた
意識を飛ばしたんじゃない、だるくなったんだ
木の木陰にいたから涼しい
セミの鳴き声がする
あなた「したいことが見つけられないから急いだ振り俯くまま・・・♪」
転んだあとに笑われるのも、気付かないふりをするのだ
あなた「形のない歌で朝を描いたまま浅い浅い夏の向こうに、冷たくない君の手のひらが見えた、淡い空、明けの蛍〜・・・♪」
少しずつ、少しずつ瞼が落ちる
月島「自分がただの染みに見えるほど嫌いなものが増えたので♪」
あなた「蛍・・・?」

月島「・・・寝てて大丈夫ですよ、澤村さんからちゃんと許可をもらいましたし」

あなた「ん・・・ありがと・・・」
月島「地球の裏側へ飛びたいのだ、無人の駅に届くまで♪」
私はそのまま瞼を閉じた

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