あなた「・・・手伝い?」
矢巾《そう!数日間だけでいいから青城に来て!》
朝に言われたこの言葉
まぁちょうど暇だったし行くか
・・・青葉城西だったら、相談してもいいかな
入畑「今日からお手伝いしてもらう、烏野のマネの弥生あなたくんだ」
あなた「初めましての方は初めまして!弥生あなたです!よろしくお願いします!」
青葉城西「お願いします!」
入畑「それじゃあよろしくね」
あなた「はい!」
及川「あなたちゃーん!久しぶりだね!身長伸びた?」
あなた「5cm伸びました」
及川「あれ、前何センチだっけ?」
あなた「164でした」
及川「あと1cmで170cm・・・ひぃぃっ!」
あなた「そろそろ殴りますよ?」
岩泉「殴っていいぞ」
及川「岩ちゃん?!やめて!」
花巻「てか、あなたがここに来るなんて珍しいな」
及川「・・・なんかあったでしょ、あなたちゃん」
あなた「ギクシ、な、何もありませんよ〜?」
松川「今ギクシって聞こえたけど・・・気のせいかな?」
あなた「気の所為じゃないです、すみませんでした」
及川「そーれーで!何があったの?」
あなた「・・・合宿の時にいじめなのか分からないんですけど、色んなことされました、それが耐えきられなくて」
花巻「はぁ〜ん、なるほどね」
及川「まぁ詳しいことは誰かに聞くよ、無理しないでね」
あなた「ありがとうございます・・・?」
岩泉「なんで疑問形なんだよw」
あなた「えっな、何するんですか?」
及川「なーにも!」
あなた「えぇっ?!そんなこと言われたらもっと気になります・・・」
松川「はいはーい、マネージャーはドリンク作ってねー」
あなた「あっ!松川さん!」
花巻「はい、行った行ったー」
あなた「あぁ〜!」
及川「さて・・・澤村くんに連絡しようか」
岩泉「だな」
あなた「・・・急にどうしたんだろ・・・?」
京谷「どうせ、なんかやるんだろ」
渡「3年生って謎・・・」
矢巾「・・・あなた」
あなた「ん、なに?」
矢巾「ほら、来いよ」
渡と、矢巾と、京谷が腕を広げている
あなた「うぅっ・・・あぁっ!!」
矢巾「うおっ!あなた、目真っ赤だぞwww」
渡「よしよし」
京谷「・・・よく、頑張ったな」
あなた「ふぅっうっ・・・ぅあぁ〜っ・・・」
矢巾「辛かったよな、悲しかったよな、よくそんな中頑張ったな」
渡「もう大丈夫だよ、俺らがいるから」
京谷「大丈夫、大丈夫・・・」
あなた「うぅっぁああっ・・・!!」
その言葉が欲しかった、その言葉だけでどれだけ頑張れるか
そのあと、私は寝たらしい
国見「・・・よく寝ますね、あなたさん」
矢巾「酷いな!」
金田一「目が腫れてる・・・目も赤いし・・・どれだけ泣いたんだろ・・・」
渡「あなたちゃんからによると合宿中ずっとだってさ、色んな理由をつけて1人で泣いたらしい」
矢巾「・・・なんか腹たってきた」
京谷「抑えろ」
矢巾「俺らよりも近い存在で、俺らよりもあなたのことは知っているのに、どーして助けてやらねーんだよ・・・」
国見「・・・俺もなんか腹たってきました」
矢巾「だろ?!」
京谷「矢巾、うるさい」
矢巾「あっすまん・・・」
あなた「んぅ・・・」
矢巾「ビクッ」
あなた「・・・すぅ・・・すー・・・」
矢巾「ほっ・・・」
及川「矢巾〜あなたちゃんどうなった?」
矢巾「寝ました、いっぱい泣いちゃって・・・」
及川「・・・それ程ショックだったんだろうね」
国見「・・・及川さんは何してたんですか?」
及川「俺?秘密☆」
国見「うわぁっ・・・」
及川「国見ちゃん?!」
岩泉「うるせぇぞ、お前」
及川「はっ!」
岩泉「ほんと、騒がしいやつだな」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!