ふと、気がつくと、周りは明るかった。
あれ…?あの後…間に合ったのかな…
目の前には…神社⛩?
あれ…ここ…小学校…
なんか肩が重い気がする…
なんか、乗ってる?
肩に目をやると、緑色のクリーパーのパーカーが見える。
…ゾムが、俺に寄りかかっているのだろう!
ゾムに先ほどまでの恐ろしいほどの殺気はなかった。
ふと周りを見渡すあぁ、みんないる…間に合ったんだ!
よかったぁ、ゾムを救えたんだ!
あ、そっか。ゾムに水晶を当てた時、天乃兄弟と俺しかいなかったもんね。
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ゾムside
あれっ?今…俺は誰かに寄りかかってる…?
どういう状況なんや…?
目を開くと…
あれ…?自分が考えたことを言葉にできる…自由に身体が動く…
俺、封印の水晶🔮で助けてもらえたんか…!
また、日常が戻ってきたな!
呪いは絶たれたし!
まぁ、みんなには感謝するわ…////
しかし…
…俺たちがこの事を忘れることはないだろう。
《完結》
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。