第8話

選択肢
4,185
2020/09/06 08:00
鬱島 大 (鬱先生)
鬱島 大 (鬱先生)
はぁ、はぁ…
謎を手にした部屋についた。
天乃 呂戊太 (ロボロ)
天乃 呂戊太 (ロボロ)
じゃあ、白色の百合な!
白色の百合が飾られているドアを開き、中に入る。
…ドアを開くと、2つの水晶が見えた。
捏島 孝行 (コネシマ)
捏島 孝行 (コネシマ)
これ、封印の水晶🔮ちゃうかな⁉︎
桃瀬 豚平 (トントン)
桃瀬 豚平 (トントン)
いや、ちゃうな…
目の前にあるのは 赤色の水晶 と 青色の水晶
天乃 呂戊太 (ロボロ)
天乃 呂戊太 (ロボロ)
確かに…封印の水晶は緑っぽかった気がするわ。
鬱島 大 (鬱先生)
鬱島 大 (鬱先生)
じゃあ、これはなに?
桃瀬 豚平 (トントン)
桃瀬 豚平 (トントン)
この本に書いてあるんちゃう?
後ろにある本を指す。
天乃 呂戊太 (ロボロ)
天乃 呂戊太 (ロボロ)
じゃあ、俺が読むわ。
鬼ノ束縛ヲ緩メ、時ヲ縮メル赤色ノ水晶

鬼ノ束縛ヲ強メ、時ヲ延バス青色ノ水晶

ドチラヲ選ブカハキミシダイダ
捏島 孝行 (コネシマ)
捏島 孝行 (コネシマ)
どうすんねん…
鬱島 大 (鬱先生)
鬱島 大 (鬱先生)
ゾムの自我がなくなるのはかわいそうやなぁ…
桃瀬 豚平 (トントン)
桃瀬 豚平 (トントン)
実際、何度か助けられてるしな…
天乃 呂戊太 (ロボロ)
天乃 呂戊太 (ロボロ)
あれ、端っこになんか書いてある…
ガタガタの赤い字で…

俺のことはいいから、青色のほうを…

と書いてある。
捏島 孝行 (コネシマ)
捏島 孝行 (コネシマ)
それ、ゾムの書き込みちゃうかな⁉︎
桃瀬 豚平 (トントン)
桃瀬 豚平 (トントン)
仲間思いのゾムらしいことやしな…
鬱島 大 (鬱先生)
鬱島 大 (鬱先生)
ゾムの意思を尊重するべきかな…
天乃 呂戊太 (ロボロ)
天乃 呂戊太 (ロボロ)
えっと…今は…
5時7分
天乃 呂戊太 (ロボロ)
天乃 呂戊太 (ロボロ)
現実的に考えて、時間が押し迫っているのは確かやしな…
捏島 孝行 (コネシマ)
捏島 孝行 (コネシマ)
じゃあ、青色にするかぁ…
いつのまにか本が置いてあった方とは反対の方に台座のようなものが置いてあった。
鬱島 大 (鬱先生)
鬱島 大 (鬱先生)
ここに嵌めればええんかな?
桃瀬 豚平 (トントン)
桃瀬 豚平 (トントン)
そうちゃう?
天乃 呂戊太 (ロボロ)
天乃 呂戊太 (ロボロ)
じゃあ、嵌めるでぇ〜!
カチャ
すざましい青色の光が放たれた…
パリン
置きっぱなしの赤色の水晶が割れた…
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ゾムside
鳥井 希 (ゾム)
鳥井 希 (ゾム)
(みんな、青色の水晶を選んだかな…)
鳥井 希 (鬼ゾム)
鳥井 希 (鬼ゾム)
(さぁな?どうだろうね?)
心の中で話しながら、鬼の俺はみんなを探す。
その時、強い痛みが走る。
鳥井 希 (ゾム)
鳥井 希 (ゾム)
ウッ…
めっちゃ身体中が痛い。
鳥井 希 (鬼ゾム)
鳥井 希 (鬼ゾム)
(苦しそうだなぁ…それは、あいつらが青色の水晶を選んだ証拠だよ〜)
鳥井 希 (ゾム)
鳥井 希 (ゾム)
(そう…か)
鳥井 希 (鬼ゾム)
鳥井 希 (鬼ゾム)
(お前の意識はここまでだ!)
心の中の会話は途切れ、俺は気を失った。
鳥井 希 (鬼ゾム)
鳥井 希 (鬼ゾム)
邪魔者がいなくなったよw
鬼の邪悪な笑いが響くのであった。

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