家に帰る途中、道で三郎と会った。

そのまま三郎と四郎が、話しながら家に帰った。

家に入ると、一郎がソファーでラノベの新刊を読んでいて、二郎がご飯を作っていた。

四郎は一郎の部屋に入った。

四郎は、一郎の部屋から出ると、リビングへと向かった。

日曜日になると、四郎は朝から左馬刻に電話をかけていた。

四郎は、そこで言葉を切った。

実はその病院には、柳だけでなく、柳を慕っている奴らが大勢いる。

やる気に満ちた左馬刻の声を聞き、四郎は電話を切った。

四郎が電話をしてるところを、途中からだが、三郎が偶然にも見てしまったのだった。

『なんであいつが......』と三郎が呟いたが、四郎は三郎に気づいていなかった。

三郎は、四郎に話しかけようとして、二郎に声を消されてしまった。

二郎はそれだけ言うと、リビングへと向かっていった。

四郎は、そこでようやく三郎の存在に気づいた。

三郎は、言葉を切った。

何かを考えているようだ。

四郎は何でもないように言った。

だが、内心は平常ではない。


まさか、話聞かれてた？

三郎の目は少し鋭くなっている。

イケブクロと因縁の関係がある、左馬刻と知り合い、それ以上に仲が良いなんて知られたら、きっと兄弟は怒るだろう。

いや、怒鳴られるかな。

もしかしたら、縁を切られたりして。

四郎は、少し身構えて口を開いた。

三郎は、目をつり上げて冷たく言い放った。

もう三郎は、四郎の話を聞く気はなかった。

四郎が口を開こうとすれば、三郎の冷たい言葉で押し伏せてしまう。

三郎の目がどんどん怖くなっていく。

三郎の言葉が途切れた瞬間を狙い、四郎が弁解しようと口を開いた。

だが、次の瞬間、三郎が四郎の言葉を消した。

いきなり、三郎の後ろから一郎が現れた。

多分、さっきの言葉からして、一郎は三郎達の話の内容は聞いてない。

三郎は、さっきの勢いを無くして慌てている。

三郎は、四郎に冷たい目を向け、四郎はうつ向いていた。