独り言を呟きながら自分の部屋にある冷蔵庫に向かう途中に…
《プルルル》
《ピッ》
真逆太宰さんの口から『迷子』という単語が出てくるとは…
《プッ》
…太宰さんを探しに行きましょうか。
外に出ると雨が降っていた。
でも傘はささなかった。
私は走って太宰さんの居る川へ向かった。
段々雨の強さは増してまるで自分が滝の傍に居るみたいで、視界も限られてくる。
本当に早くしないと太宰さんが川に流される…!
一生懸命道路沿いの河岸を見ながら見ながら走ると、人影があった。
よく見て見たら、太宰さんだった。
私は道路と川の間にある柵を飛び越えて太宰さんのもとえたどり着いた。
私は自分の着ていた外套を太宰さんに羽織らせて太宰さんを横抱きにして、
私のズボンから黒く、赤く光る糸の様なものが出てきた。
その糸はここの上にある柵、先刻まで私が通っていた道のわきにあった柵に絡みついてそのまま上に持ち上がる。
無事に道路に足がついた時にはズボンから出ていた糸が無くなっていた。
私はそのまま自分の家へ走っていった。
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作者から
皆様、大変申し訳ございませんでした。
約3ヶ月間、更新が出来なくてすみませんでした。
この作品をお気に入り登録している皆様、楽しみにしていた皆様(居ないだろうなw)等々、皆様には本当に申し訳ないと思っております。
これからは1週間に1個更新出来たらなと思っております。
これからは更新が途絶えない様に頑張っていきますので、応援宜しく御願いします!
以上、糞作者からでした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。