私は、ヒーローになりたくてここに来た訳ではありません

私の正体は、東京都立呪術専門高等学校2年、特級呪術師の彩秋あなたです。

ここには学校側から頼まれ、護衛として来ました。

あーうるせぇうるせぇ

別に私はヴィランから護るとは言ってねぇ。

それは、お前が戦っていた化け物だ。

お前も、見えるんだろ？

今から見えない者にも見せる。

紅

私が使っているものは個性ではない、術式というものだ。

そして、今見せたものは呪霊と言って人間の負の感情、まぁ憎いとか恨みとかの感情によってできる化け物だ。

そいつらを祓うのが呪術師。私が通っている呪術専門高等学校略して高専は、呪霊を祓う人達が通っている高校だ。

また、呪術師はヒーローと違って人手不足。だから、高校生である私達も呪術師として呪霊を祓っている。

呪術師、呪霊には階級があり、
4級は木製バットで余裕
3級は拳銃があればまぁ安心
2級は散弾銃でギリ
1級は戦車でも心細い
特級はクラスター弾でトントン

4級は4級の任務を、3級は3級、準2級と2級は2級、準1級と1級は1級、特級は特級とそれぞれ自分の位とあう呪霊と戦う

私は特級だ。

うるさい黙れ。まだ説明の途中だ。

ただ、呪霊と言っても味方をする呪霊だっている。轟、見せれるか？

こいつは一応呪霊だ。

そうだ。それは狐に化けているだけで、本当の姿は違う。白吹雪、人間の姿になってくれ。

焦凍

おい、それ以上近づくな。

こいつは白吹雪だが、分かりやすい言い方で言うと、「雪女」だ。

いや、轟が離れるとまずい。

轟は白吹雪の主だ。白吹雪は轟が命令した事だけに動く。

呪術師には生まれつき呪力というものが流れており、術式が使える。

術式はまぁ、ヒーローで言う個性みたいなものだ。だから呪術師は全員無個性となるな。

術式は色々なものがあって、釘を使う「芻霊呪法」や言葉を発するとこで呪霊を祓う「呪言」というものなどがある。呪言は、強い言葉を発してしまうと、自分に跳ね返ってくる。例えば、ぶっ飛べや死ねなど使うと自分も吹っ飛んだり、死に至ることもある。なので呪言を使う者は語彙をおにぎりの具などに変えて絞っている。

私の術式は「色彩操術」と言って色を操る術式だ。

また、術具というものを使って祓っている者もいる。術具にも呪力が流れているため祓えるが、使いこなすには相当な鍛錬をしないと使いこなせない。