第14話

グク いとこ
38,615
2020/02/02 01:05
生意気な俺のいとこ

休日に家族して家に遊びに来たかと思えばこいつだけ俺の部屋に来て堂々とゲーム









「パンツ見えんぞ」

『……』









そう言ってもガン無視










「彼氏できたか」

『まだ』

「いつも下品だから男も寄ってこねぇんだぞ」

『うん』

「かわいいの無駄遣いだな」

『ありがと』

「貶してたつもりなんだけど」

『ちょっとうるさい』










みっつも歳下なくせに生意気










『あんたこそ彼女いんの?』

「あんたってなんだよ」

『お兄様』

「ジョングク様の方がいいかも」

『きもちわる、』

「俺がお前よりみっつ歳上だってこと忘れんなよ?」

『んじゃおじさんだ』

「はぁ?」










そんな返し方、どこで覚えてきたんだか


前に「自分が顔イケてるってこと自覚してるだろ?」って聴いたことがあって『逆にこの顔してて無駄に拒否ってる方が気持ち悪くない?』なんていうド正論かまされてムカついたこともあった










『どーせ女友達すらいないくせぇに。』

「口汚ぇな」

『えーうそ、朝リップ塗ってきたんだけど』

「そーいうことじゃねぇよ、てかガキが一丁前に化粧なんかすんな」

『華々しく高校デビューしましたんで』










どこが華々しいんだか










「そろそろ出てってくんね?てかそのテレビ俺専用だからな?一応」

『一応ならいいじゃん』

「いやいや俺専用」

『妹にすら優しくできないんだから。くそ兄貴』

「お前も充分腐ってるぞ」

『えーくそ兄貴と一緒にされんの嫌だ』

「お前は俺以上」

『一緒にされるよりは全然マシかな』










そこまで言われたらなんか傷つくんだけど











「俺さ、未だに童貞なんだよね」










そんなこと言ったらジュース吐き出す










『タイミング考えて。うゎジュースもったいないわ…』

「お前は誰かとシたことある?」

『聞いてた?人のはなし』

「ジュース拭き終わってたからいいかなって」

『そーいうことじゃないんだけど。』

「質問に答えろ」

『…まぁ、それなりに?とは言ってもたったの2回だけだけど』

「は?」

『答えろって言ったのそっちだからね』










その歳で2回は充分すぎる。やっぱり生意気










「いつが初めて」

『んー…中三じゃない?』

「いや勉強しろ」

『勉強できなかったから』

「しなかっただけなくせに」

『逆に意外なんだけど、あんたが童貞とか』

「うん、だからさ」

『うん、だから?』

「お前で童貞卒業させて」

『…………くそ中のくそ発言』

「だって俺みたいな顔してる奴が童貞とか恥ずかしすぎるだろ?」

『確かに明らかに女遊び激しそうな顔してるしね』










その一言はいらねぇ










「だからさ、ね?お願い」

『ゴム付ける?』










ゴム……そんなことも普通に言うようになったのか お前は










「ったりめぇだろ?んな馬鹿なことしねぇから」

『やっぱ嫌だ。くそ兄貴と繋がるとか無理』










悪いけどお前で童貞卒業するよ










『ちょ…離して』










俺のベッドにお構いなく寝てる妹の上に乗ってスカートの中に手を入れ下着を脱がす










『ほんとさいってい。手順ってのもあるでしょ、知らないの?』

「歳下のお前に手順とか言われちゃムカつく」

『少なくともそっち側の歴では先輩だから』

「2回目以降の人には優しくするよ。ほら、俺ってさ1回やっちゃえばできる奴じゃん?」

『そんなことどうでもいいから早く済ませて』










ずっと前からいつかすると思って用意しておいたゴム

慣れない手つきで付ける










『もう勃たせてるし…』

「意識してなくてもなるもんなの、男の本能なんだよ」










いとこの体押さえつけて自分のスピードでいれる










『いった…、まってむりかも』

「ちょっと暴れないで」








一体俺はなにしてんだってそう思う場面もあったけど









「これやっば………」










なにこれめっちゃ気持ちいい















もっと早く童貞卒業してればよかった
2020.02.01

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