あなたside
『さっむ!!!!!!』
コンビニから出たんですけど、、
もうなんというか寒いとしか考えられないくらい寒い
『雪でも降るんじゃないの』
阿「降らないよ」
『なんで!!!』
阿「だって気温3度以下じゃないし」
何この人!!!!!なんでそんなことわかんの!!!!って思ってたのが思いっきり顔に出てたらしくて
阿「俺気象予報士なりたいんだよね」
『めざましテレビで亮平く〜んって呼ばれたいの?』←
阿「あのさほんとにひねくれてるよね笑笑」
気象予報士とか難資格すぎない!????
阿「まあいいや行くよ」
『え、どこ行くの阿部、塾行かないの?』
阿「あなたの家この近くでしょ?」
『え、くるの!??家族いるからやめよ!??』
阿「いや居てもらわないと困るし、そもそも送るだけだし」
『いやそれならそう言って!??勘違いするじゃん!!!しかもすぐそこだからいいよ』
阿「何と勘違いしたんだよ笑笑」
『それはちょっとわかんないけど、。』
阿「あなたって意外と積極的なんだね」
『ちょっと静かにして欲しい』
何言ってんのこの人!!!(2回目)
早く塾行きなよ!!!
『ほんとに近くだからいいよ送ってくれなくて』
阿「この辺くらいから痴漢出たら終わるよ」
『いやでたとしても私みたいなの痴漢されないから』
阿「怖いじゃん、笑 いいから黙って送られろって笑笑」
ええ何この人!!!(3回目)
なんか絶対アイドルとかできるよね
モテそう、、
あ、モテるのか
阿「ほら行くよ」
『あ、ありがとう?』
阿「なんで疑問形なの笑」
見事にカバンを人質に取られました
その後しっかり家まで送ってくれました
ラウールに夕飯の時に「姉ちゃんがコンビニで彼氏といた!!」って騒がれました
ちょっと待てまだ彼氏じゃない!!!!
いや、その、、まだでもない!!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。