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第3話

遊園地デート ②
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2020/06/07 00:19
ぺけ side
家から待ち合わせの場所まで10分も
かからないのに
30分早くに家を出た。
やっとあなたに会えるんだよ?
そりゃ30分早く出て、
早く会いたくなるよ 。
あなた今どこかな
まさかもう着いてるのかな…
いや、それは早いな 笑
あ、喉乾いたからコンビニ行こう。


飲み物を持ってレジに並んでたら、
目の前の男があなたの雑誌を持っていた 。
ぺけ
ッ、…
正確に言うとあなたが表紙の
ファッション雑誌だ。
売られてるなんて知らなかった。
並んでた列から出て、
雑誌売り場に足を向けた。
ぺけ
……あった、
黒のコートを着てポーズを取ってる
俺の彼女。
ものすごく可愛い。
でもこの本が他の男の目に入るのは
悔しいな… 。
ま、俺の彼女なんだけどね
本と飲み物を手に取って
再度列に並ぶ 。


買った雑誌をリュックの中にいれて、
待ち合わせ場所へ足を運ばせる。
早く会いたいなあ…
遊園地ついたらどこに行こう、
そんなことを考えてたらすぐ着いた。
待ち合わせ場所には、
俺の大好きなあなたがいた 。
ぺけ
あなた 。
俺が彼女の名前を呼ぶと、
すぐ振り向いてくれた
あなた

ぺけくんっ!久しぶり!!

ああ、この笑顔が大好きだ。

ビデオより雑誌より何倍も可愛い。
ぺけ
待たせてごめんね。
あなた

んーん!早く来ちゃったから笑

ぺけ
そっか、いこっか?
あなた

うん!

彼女の小さな手をふわりと包むように
抱きしめ、遊園地へ向かっていった 。

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