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2019/09/02

第40話

蒼の使徒-其ノ弐
翌日。
中島 敦
中島 敦
ヨコハマ連続失踪事件の被害者、民間の探偵社が独断で踏み込んだ為、死亡···か。
国木田 独歩
国木田 独歩
これが敵の狙いだったのか。
中島 敦
中島 敦
探偵社を陥れることが目的だった、って事ですか?
国木田 独歩
国木田 独歩
···太宰の云う様に、俺の出番では無かったのかもな
中島 敦
中島 敦
国木田さん···?
国木田 独歩
国木田 独歩
···佐々木女史は?
中島 敦
中島 敦
医務室に居るはずですが
佐々木 信子
佐々木 信子
先日は、本当にありがとうございました。
あの時助けて頂かなければ、私の命は御座いませんでした。
国木田 独歩
国木田 独歩
···いえ
佐々木 信子
佐々木 信子
そればかりか、昨晩は御邸宅にお泊め頂きまして。
国木田 独歩
国木田 独歩
え"···
中島 敦
中島 敦
何処に泊まったんですか?
太宰 治
太宰 治
うち
太宰の発言に、敦、国木田共に青ざめる。
佐々木 信子
佐々木 信子
太宰様、その、大変お世話になりまして
太宰 治
太宰 治
だってさ···!
中島 敦
中島 敦
そ、そういうのアリなの探偵って···!?
太宰 治
太宰 治
やっぱり佐々木さんは、犯人の顔は全く見てないようだ。
日頃から貧血で、よく倒れるらしいんだけど、事件の日に気を失ったのも、それが原因だね。
その後、どうやって誘拐されたのか···
国木田 独歩
国木田 独歩
お前はああゆう女性が好みか?
太宰 治
太宰 治
私は女性は全員好きだよ?
でも佐々木さんは、頼んだら一緒に心中してくれそうで良いなぁ···

あ、勿論あなたには適わないけどね。

国木田君こそどうなの?
ああゆうタイプ
国木田 独歩
国木田 独歩
事件の被害者にして証人、それだけだ
太宰 治
太宰 治
まぁ、国木田君ならそうか···
そうだ、敦君!読む?
理想の女性像
国木田 独歩
国木田 独歩
!?
貴様いつの間にスった!?
中島 敦
中島 敦
読むって、書いてあるんですか?
太宰 治
太宰 治
国木田君の手帳には、あらゆる予定、計画、理想の類いが記入されているのだ!
You
You
へぇ、見せて見せて?
太宰 治
太宰 治
ほら、此処とか!
中島 敦
中島 敦
うわぁ!
これは幾ら何でも···
国木田 独歩
国木田 独歩
何か問題あるか?
中島 敦
中島 敦
いいえ···非常に共感出来る女性像だとは思いますが···
太宰 治
太宰 治
女性には見せない方が良いだろうねぇ
You
You
うん。···無いね
太宰 治
太宰 治
ほら
国木田 独歩
国木田 独歩
俺の話は良い!
何か気付いたことは!?

って、あなたお前!?
You
You
ん?どうしたの国木田さん
国木田 独歩
国木田 独歩
いつの間に来た!?
中島 敦
中島 敦
えぇぇあなたさん!?
You
You
酷いなぁ、敦も国木田さんも
太宰 治
太宰 治
本当にねぇ。
あなたは先刻から此処に居たよ?
中島 敦
中島 敦
えぇ···!!
You
You
それより、事件の話じゃなかったの?
???
???
運転手:───ならば、急ぎましょう。
目的地は何処です?
国木田 独歩
国木田 独歩
此処だ。
???
???
運転手:は?
国木田 独歩
国木田 独歩
誘拐現場は此処で、犯人はお前だ。
お前はタクシーに乗った被害者に催眠ガスを嗅がせ、気絶した所を誘拐したんだ
中島 敦
中島 敦
一体、なんの目的で?
太宰 治
太宰 治
目的なら想像はつく。
···出荷だよ。
中島 敦
中島 敦
出荷···?
太宰 治
太宰 治
だから、売り飛ばすのさ。
裏社会には、臓器密売の闇市場がある。
海外市場で売るから、日本円で凄い値がつく訳じゃないけど、単独犯ならひと財産だよね?
中島 敦
中島 敦
···酷い
???
???
運転手:いやいや、お待ちください。このタクシーで誘拐されたのなら、被害者の足取りを追う市警が気付かない訳ないでしょう?
国木田 独歩
国木田 独歩
いいや。誰もこのタクシーには注目していなかった。何故なら、被害者が姿を消し、足取りが確認出来なくなるのは次の日以降だからだ。
お前はこれぞという客が乗ったらガスで気絶させ、隠家に監禁し衣服を奪う。
廃病院の被害者が、皆下着姿だったのはその為だ。
そしてお前は奪った衣服を着て、被害者に変装し、宿泊予定だったホテルにチェックインして、態と監視映像に映る。
被害者の身長と体格がほぼ全員同じなのは、お前が変装可能な客を選んでいたからだ。
太宰 治
太宰 治
佐々木女史の誘拐はもっと簡単だったでしょう。駅で倒れていた彼女は、居合わせた勢の有志によってタクシーに乗せられた。
駅前なら救急車を呼ぶより早いからね。
???
???
運転手:全て状況証拠です。
太宰 治
太宰 治
まぁね。

確かに仰る通り。
どうする、国木田君?
国木田 独歩
国木田 独歩
貴様、本気でそんな事···!
???
???
運転手:取引を致しましょう···!
国木田 独歩
国木田 独歩
取引?
???
???
運転手:条件を呑んで頂ければ、僕は自首します。
武装探偵社で、僕を保護して下さい!
太宰 治
太宰 治
それで?保護して欲しい理由は?
???
???
運転手:実は、誘拐した者の中に、ポートマフィアの関係者が居たらしいのです··
太宰 治
太宰 治
···そりゃあ不味い
ドドドドドッ···!!!!
銃声が鳴り響き、車体にあたり、窓ガラスが砕け散る。
国木田 独歩
国木田 独歩
ポートマフィアの連中か···!
???
???
運転手:助けて!死にたくない!!
国木田 独歩
国木田 独歩
おいッ、待て···!!
逃げる運転手を、国木田は追おうとするが、銃弾に遮られ、無闇に車体の影から出ることを許されない。
中島 敦
中島 敦
国木田さん!
携帯が繋がりません!
太宰 治
太宰 治
妨害電波だね···!!
国木田 独歩
国木田 独歩
運転手を失えば、真相は闇の中だ。
太宰は運転手を追え。小僧は警察に救援を要せ。
俺が奴らを引きつける···!
太宰 治
太宰 治
了解
中島 敦
中島 敦
了解
運転手を追って走りながら、太宰は探偵社を出る前の会話を思い返す。
You
You
···あ、治
太宰 治
太宰 治
なんだい?
You
You
『犯人が逃げたら、すぐに知らせて』
太宰 治
太宰 治
?···何故だ···
国木田 独歩
国木田 独歩
太宰、早くしろ。行くぞ。
太宰 治
太宰 治
はぁ〜い。
じゃあ、行ってくるね、あなた
You
You
うん。行ってらっしゃい、治
······
太宰 治
太宰 治
こうゆう事か···
そう呟きながらも、太宰は走り続ける。

その後、二人にしか聞こえぬ、兄妹の絆である鈴の音が響いたのだった───
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亜璃珠
亜璃珠
どーも、作者の亜璃珠です!
別作品『As the doll』の方では先に更新しましたが、こちらではお久しぶりですね。
そして更新が遅れてしまい申し訳ありません〜!!
えっとですね、夏季休暇の課題が···はい。
追われておりました(笑)

これからも頑張って更新していきますので、どうぞよろしくお願いします(*´∀`*)