あれから、ずーっと千冬くんのこと避けてるんだけど
…なんか変わった?
ちょっと引きつった顔をしただけで
特に何もしてこないし…。
んー…どしたらいいのかな
やばい気が抜けて変な声出しちゃった
優しいすき。結婚
って声に出しちゃだめだ。
ここは冷たく接しるんだ。
私声震えてない?だいじょうぶ?
でも間違いなく顔は引き攣ってる
とりあえずここから抜け出そう。
そう思いながら私が立ち去ろうとすると…
千冬くんが私の手首を掴んだ
なるべく平常心を保つために
冷たく言葉を放つ私。
だってそうでもしなきゃ叫んじゃうもん!!
焦りを浮かべた表情で手を離し、逃げるように教室を立ち去って行った。
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寝不足か?
それにあなたさん怒ってた?
いや、おれがきにすることじゃないよな
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。