第4話

🎈 きっかけ
13,703
2021/09/01 06:05
あなたside
今日は朝なのにも関わらずとにかく暑くて溶けそうな日だった。


だけど千冬くんに会う為だと思い重たい足を動かして学校まで向かった。


ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
見慣れた金髪の髪型。あれは間違いなく千冬くんだ。
会った時はいつもお決まりの求婚で挨拶をする。
だけど何故か今日の千冬くんは機嫌が悪そうだった。
でも私は構わず…
あなた
千冬くん!おはよ!
今日も可愛いね結婚する?
松野ㅤ千冬
…。
あれ、無視?
あなた
千冬くん?
松野ㅤ千冬
……。
どしたんだろ
あなた
千冬くn
松野ㅤ千冬
あの、いい加減しつこいっす
松野ㅤ千冬
朝から求婚される身にもなってくださいよ。
普通にうざいし
なんて言葉かければいいか分からないし。
松野ㅤ千冬
正直、ずっと迷惑してました
松野ㅤ千冬
これ以上関わらないでください。
うざいです。それでは
…。


いつもはそんなこと言わなかったのに…
あなた
(私って…うざかったの?)
あなた
は、はは…
訳も分からない涙がポロポロ溢れてくる
あなた
そりゃ当然だよなぁ…毎朝こんなキモイ女が求婚なんて…迷惑だよね…
馬鹿だなあ私。なんて気づかなかったんだろ
本当に好きな人にうざいなんか言われたら流石の私も傷つくよ…
私は人目なんか気にせずただそこに
膝を着いて泣いていた。
場地ㅤ圭介
?!お、おいあなたッッ?!
あなた
…圭介?
場地ㅤ圭介
なんでんなとこで座り込んでだよ…って…おま…泣いて…
あなた
いいの。気にしなくて。授業始まるから行こ
場地ㅤ圭介
お、おぅ…?
あーあ圭介、心配した顔してるなぁ…
申し訳ないな、私のせいなのに
私は朝より重たい足を動かしながら教室に向かった。
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