第20話

1,817
2021/07/26 22:02
リヴァイ
リヴァイ
暗くなってきたな...
そろそろ部屋に戻るか
You
You
そうだな
You
You
......
You
You
さっき見たけっこう広い部屋...
あそこで明日裁判があるんだよね
リヴァイ
リヴァイ
...あぁ
You
You
エルヴィンたちに
ああは言ったけど__
リヴァイ
リヴァイ
やっぱり不安、か
You
You
...うん
リヴァイ
リヴァイ
大丈夫だ...死刑にはさせねぇ
リヴァイ
リヴァイ
もしなったとしても
俺がどうにかする
You
You
......ありがとう
You
You
(...重たい雰囲気になってしまった)
You
You
...そういえば、え~と
 何だっけ...紅茶...紅茶だ!
You
You
紅茶、おいしかったなー
リヴァイ
リヴァイ
フッ 今度また飲むか?
You
You
やったぁ
じゃあ、楽しみにしとく


そんなことを話ながら歩いているとリヴァイの部屋に着いた






...リヴァイは部屋に入ってから自分の
 クローゼットの中をゴソゴソと
 何やら探っている


You
You
(何してるんだ、リヴァイは...)

あなたが思っていることを口にする前に
リヴァイがあなたの方へ振り向いた


リヴァイ
リヴァイ
シャワー浴びてこい
リヴァイはそう言いながらあなたに着替えを渡した


You
You
(そういうことか)
You
You
分かった

あなたはリヴァイに渡された服を抱えて
シャワー室に向かった



















あなたがシャワーを終えて部屋に戻ると
リヴァイはベットで先に寝ていた




あなたはリヴァイを起こさないよう、
静かにドアを閉めるとそーっとベットに入った



You
You

あなたがベットに入った瞬間、リヴァイがあなたを


 ギュゥゥゥ



You
You
(コイツ起きてるな)
You
You
...ねぇ、リヴァイ
リヴァイ
リヴァイ
なんだ
You
You
(やっぱ起きてるじゃん)
You
You
...
You
You
(ずっと気になることがあったけど
 今聞いていいのかな)
You
You
(...聞くか)
You
You
...イザベルとファーランは?
リヴァイ
リヴァイ
!?
リヴァイ
リヴァイ
...なんでお前が知ってるんだ
You
You
地下街で一回会ったことがある
リヴァイ
リヴァイ
......2人は...死んだ
You
You
!?
You
You
...ごめん

あなたはリヴァイの顔を見る

...何かを隠しているような、塞ぎ込んでいるような
 顔をしていた









あなたはリヴァイを抱きしめる



You
You
1人で抱え込むなよ...
You
You
全部吐き出していいから

リヴァイは

このままあなたに抱きしめられていたら
本当にあの時の感情を全部吐き出して、
あなたに負担をかけてしまう

と考えあなたの手をほどこうとする


...が、





あなたはそんなリヴァイの指に自分の指を絡めて
自分の方に引き寄せる


リヴァイ
リヴァイ
...やめてくれ

リヴァイは消え入りそうな声で
そう言いながらあなたの
首と肩の間に顔をうずめる





あなたは耳元で聞こえる息づかいで
リヴァイが泣いているのが分かった





あなたは何も言わずリヴァイの頭を撫でる
リヴァイ
リヴァイ
うッ...うぅ...

リヴァイはこらえようとするが、口から嗚咽が漏れる



...もう、こらえられなかった



リヴァイ
リヴァイ
うッ...俺がッ...
リヴァイ
リヴァイ
...あの時ッ...俺のッ..せいで...
リヴァイ
リヴァイ
...あの場にッ...いれば...
リヴァイ
リヴァイ
うぅ...俺がッ...ゲホッ..俺がッ....



あなたはリヴァイが落ち着くまでワシャワシャと
頭を撫で続けた























You
You
(寝た...)
リヴァイは泣き疲れて寝た


あなたが時計を見ると時計の針は5時をさしていた















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