ギュ...
ファサ...
リヴァイは自分が着ていたマントを
あなたにかぶせる
あなたなリヴァイの胸に顔をうずめる
タッ タッ タッ
ジャケットの内側から手紙らしき物を取り出す
手紙の内容は、
王政に何か不穏な動きがあること
憲兵が裁判のやり直しを要求していること
が記されていた
調査兵が指差している方向にはあの時の
王子と名乗っている男がいた
___まわりには憲兵を連れて
それを見た瞬間
あなたとリヴァイが一気に殺気立つ
そう言いながらあなたはナイフを取り出す
ハンジはリヴァイの腕を引っ張って
あなたから少し離れたところに連れて来る
リヴァイはそう言って
あなたの元へ戻ろうと振り返る
___と
あろうことかあなたが王子と名乗るクソ野郎と
会話をしていた
リヴァイが叫ぶと
あなたはリヴァイの方をチラッと見て
王子に気づかれないように
片手でVサインをつくり、
中指を曲げたり伸ばしたりを繰り返す
リヴァイはもう一度心配そうにあなたの方を見る
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!