第9話

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2020/08/14 07:47
放課後

図書室で中間考査の勉強をして、下校時刻の15分前に教室に戻った


『え…』


誰もいないと思っていた教室の1番後ろの席の机に座る人…

赤く染められた髪が見えたから、誰なのかはすぐに分かった


『平野…くん……じゃん』


話しかけられたら必要最低限だけ返してすぐ帰ろう

そう決意して教室のドアを開ける





この決意をしていた時点で私はすでに気づいていたのかもしれない















この決意はまた、虚しく散ることになる。と。

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