私は傷ついた。
佐藤『尾崎ちっちゃくね?』
尾崎『は?何言っちゃってんの』
相葉『ちょっとちっちゃいかなー?』
尾崎『相葉くんは大きいからね』
相葉『あー!相葉くんなんて堅苦しい!まーくんでいいよ、まーくんで』
尾崎『ちょっとハードル高いかな、相葉ちゃんにするよ』
相葉『まぁいいや!』
二宮『おいチビ』
尾崎『誰に言ってるんだ』
二宮『お前』
尾崎『My?』
二宮『Yes』
尾崎『Really?』
二宮『Yes』
尾崎『oh…』
佐藤『うるせぇ、どっちも変わんねぇわ』
櫻井『ハハハ!!!』
松本『確かにな(笑)』
尾崎『うるせぇ!でかい組!』
二宮『そうですよ!それに!こいつと一緒にしないでください!』
尾崎『こっちのセリフ!』
大野『おいらも大きくなりたいなぁ』
松本『大野さんは止まっててね』
大野『え、やだ!』
櫻井『智くん今何センチ?』
大野『164cm』
尾崎『ワイ166cm』
二宮『ハッ!168cm!』
尾崎『くそっ…………!!!』
相葉『翔ちゃんは?』
櫻井『俺は174cm』
佐藤『私172cm』
松本『俺176cm』
相葉『俺もー!』
大野『おいら翔くんと10cmも違うの!?』
櫻井『ホントだねー』
相葉『大ちゃんは今のままがいいなー』
大野『なんでよー!』
相葉『ギューッってしたときにすっぽり入るから』
大野『むー』
佐藤『ほら言ったろ?』
尾崎『……認めざるを得んな』
大野『?なに?』
尾崎『なんでもないよ』
大野『なに!気になる』
尾崎『なんでもない』
大野『なに!なに!ねぇなに!』
尾崎『なんでもないって』
大野『なに!なにー!ねぇ!ねぇ!』
尾崎『もー……襲っちゃうぞ♪』
大野『へ?』
キーンコーンカーンコーン
担任『座れー』
うわっハゲじゃない!当たりかも!←
担任『一旦名前順に座れー!式の説明するからなー』
尾崎『あ、お隣さんや』
大野『あー!そっかー!よろしくねぇ』
尾崎『毎日眺めれるねー』
大野『なにを?』
尾崎『さと姫を』
大野『なにそれ』
尾崎『あなたよ』
大野『おいら!?さと姫!?やめてよ!』
尾崎『似合うよー』
大野『いやっ!』
佐藤『バカだねぇ』
櫻井『ホントに』
佐藤『あ、おねしゃーす』
櫻井『あぁ、よろしくね』
佐藤『ってかあんな大声で喋ってたらそら怒られますよねー』
櫻井『ホントだよ全く』
佐藤『……ありゃ聞いてませんな』
櫻井『え?』
佐藤『はいしか言わなくなったから』
櫻井『智くんもだ……』
担任『お前ら!ちゃんと話聞いとけよ!』
大野『はい……』
尾崎『はーい』
担任『よし、じゃあ式の話なんだが……』
キーンコーンカーンコーン
担任『てことで、次が式だから、並んどけよー』
1-1『はーい』
尾崎『お、式でもお隣さんだねぇ』
大野『うん、寝ないように起こしてね』
尾崎『あー……難しいなぁ』
大野『なんで?』
尾崎『ワイも寝るから』
大野『そっかぁ』
二宮『…………』
べしっ
尾崎『いっっっったっ!』
二宮『馬鹿ですか』
尾崎『は!?』
二宮『さっき怒られたばっかりなのに寝るなんて』
尾崎『まだ寝るとは言ってませーん』
二宮『いいや、言わなくても分かります。寝ますね』
尾崎『寝ないわ!』
相葉『大ちゃん、俺大ちゃんの前だよ』
大野『そうなの?』
相葉『うん、だから寝てても見えないよ』
大野『え!?やったぁ!』
松本『やったぁ!じゃねぇだろ、ちゃんと起きとけよ』
大野『なんでよー!』
松本『相葉くんが寝るかもだから』
大野『?』
松本『相葉くんが寝たら智丸見えでどっちも怒られるよ』
大野『ほんとだ』
相葉『大丈夫だよ、大ちゃん!俺頑張って起きてる!』
大野『ありがと!』
松本『寝ないんじゃないのかよ』
佐藤『騒がしいですな』
櫻井『賑やかですね』
佐藤『先行っとこ、おーい!松潤!行くよ!』
松本『あ?あぁ。』
相葉『俺も行くー♪』
大野『あ!まーくんまってー!』
担任『オイ!二宮!尾崎!早く来い!』
尾崎『は』
二宮『え』
尾崎・二宮『あいつらどこいった!?』
先生『これより!第47回、入学式を行う!』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。