第5話

Yuaとしての私 。
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2018/07/25 07:53
『はぁぁぁぁ………』


海人「ねえちゃんのため息やば 笑笑」


『あ 、海人』


海人「どうしたの ?悩み事 ?」


海人は隣に座って 、私の目を見る 。


『………すきって気持ちなのかわかんないんだけど 、ある人にドキッってしちゃって』


海人「それはもう恋でしょ !!」


『え 、ほ 、ほんとに ?』


海人「嘘つくわけないじゃん 笑笑」


『あわわわわわわ(( 』


海人「ねえちゃんウケる 笑笑」


『ちょ 、そんなこと言わないでよ !!』


海人「ごめんごめん 笑」


私 、玄樹くんがすき 。









____翌朝____


今日は玄樹くんと一緒に学校に行く 。


いつも通りマスクをして 、家を出た 。


人見知りだからあんまり顔を見られたくないの 。


まあ 、もうひとつ理由があるんだけど 。


「だ〜れだ ?」


『ふふ 、玄樹くんでしょ』


玄樹「もう 、なんですぐバレるの ?
つまんないじゃん !!💢💢」


『ごめんごめん 笑』


玄樹「てかさ 、なんでいっつもマスクしてるの ?
あなたちゃんは可愛いんだから 、取ればいいのに」


『可愛い…… ?』


玄樹「そう 、すっごい可愛いよ」


『あ 、ありがとう
でもやっぱりマスクは外したくないの』


玄樹「そっか 。残念 !!」


『ごめんね』


大丈夫 、外せる時が来たら 。


ちゃんと外すんだ 。









カシャカシャッ


「Yuaちゃん 、もっと笑って !」


『はい !(ニコッ』


今は雑誌の撮影中 。


私 、モデル・女優として活動してるYuaなんです 。


それがばれなくなくて 、マスクをしてるのもある 。


まあ 、気づかれたことは1度もない 。


ありがとう 、マスク✨✨(


「はい 、OK !Yuaちゃんお疲れ様 !!」


『ありがとうございました(ペコリ』


すぐに一礼して 、スタジオを出る 。


メークを取って 、私服に着替えて 、マスクをする 。


そして 、慌てて外に向かうと 。


『いそがなき……(ドンッ』


「わっ」


『ご 、ごめんなさい !』


「こ 、こちらこそっ………ってあなたちゃん !?」


『え ?』


玄樹「なんでここに ?」


『玄樹くん !私はちょっと用事があって……』


玄樹「でも 、いまここから出てきたよね ?
ここっていっつも雑誌とかで撮影してるとこじゃん」


『いや 、そんなことっ』


玄樹「嘘ついても意味ないよ」


玄樹くんのまっすぐな目 。


『わかった 。ちょっと時間いいかな』


玄樹「いいよ !」

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