第3話

私の秘密 。
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2018/07/25 01:40
____放課後____
(( あなたside ))


わわ 、ついにこの時が来てしまいました 。


あのいわ 、………玄樹くんと一緒に帰るなんて 。


玄樹「あなたちゃん 、帰ろ !!」


『あ 、うん !』


心臓がばくばくですっ !









玄樹「あなたちゃんは英語話せる ?」


『まあ 、一応ね
私アメリカ人のクォーターだから』


玄樹「え !? そうなの?」


『うん 。あんまり気づかれないんだよね 笑
クォーターっていってもほぼ日本人だから』


玄樹「すっごいね !✨」


『ありがと 。でも 、両親ももういないんだけどね』


玄樹「え ?」


あ 、つい口に出しちゃった !


『な 、なんでもないっ !』


玄樹「………ねえ 、話聞かせてよ
俺あなたちゃんのこともっと知りたい」


『ほんとに ?』


玄樹「うん 。だから 、聞かせて」


『わかった 。じゃあ 、私の家でね』









『汚いけど 、どうぞ(ガチャッ』


玄樹「全然汚くないじゃん 笑」


『それがこれから汚くなるの 笑
海人が帰ってくるからね』


「ねえちゃん 、ただいま !!(ガチャッ」


『ほら 、噂をすれば 笑』


海人「腹減ったぁ……って彼氏 ?」


『違うから !』


玄樹「初めまして
あなたちゃんの同級生の岩橋玄樹です」


海人「初めまして !弟の髙橋海人です !」


『海人 、着替えてきて !』


海人「はーい !!」


『よし 、じゃあ話すね』


海人が部屋に入ったことを確認して 、話し始めた 。


『私ね 、実は海人と血が繋がってないの』


玄樹「え 、」


『私は生まれてすぐに養護施設に預けられた
そんな私を引き取ってくれたのがこの家の方なの』


『でも 、その方も3年前に亡くなった
それから私と海人だけでずっと過ごしてる』


玄樹「そっか………」


『ピアノと歌はお母さんに教えてもらったの
それとダンスにも興味を持って 、習ってた』


玄樹「習ってたってことは 、もうやめたの ?」


『うん 。海人が大学に入るためのお金を貯めとかなきゃいけないから』


玄樹「あなたちゃんって大変なんだね……」


『平気だよ
海人と玄樹くんがいるだけで私は幸せだから』


玄樹「え 、俺も ?」


『いつも挨拶してくれて 、話しかけてくれるじゃん』


玄樹「そうだけど 、」


『人見知りの私に話しかけてくれてありがとう(ニコッ』


玄樹「……… (ドキッ」


『あ 、玄樹くんも夜ご飯食べる ?』


玄樹「う 、うん !!」









海人「ねえちゃん…………」

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