(( あなたside ))
『………… 頑張らなきゃ』
バラエティで何度も話してきた 。
それなら 、うまく話せるはず 。
大丈夫 。
『よし 、』
今まで下の方で結んでた髪をポニーテールにして 。
長い前髪も後ろにまとめて 。
そして 。
『ふぅ………』
マスクを外した 。
ほんの少し 、ほのかなピンクを唇に入れたら 。
完成だ 。
『行ってきます!』
海人「ねえちゃん 、マスクは !?」
『いらない !(バタンッ』
『玄樹くんっ !』
玄樹「あ 、あなた 。おは ………うん 、可愛い」
『そう ?ありがと !』
玄樹「なんか 、明るくなったね」
『え ?』
玄樹「前よりずっとずっと明るくなった
笑顔も増えたし 、楽しそうにしてる」
『………… 玄樹くんに会ったからかな』
玄樹「お 、俺 ?」
『なんか 、世界が変わったみたいだった
玄樹くんに会ってなかったら 、私はマスクの女の子のままだったと思う』
玄樹「あなた !(ギュッ」
『え 、ちょ 、なに !?』
玄樹「もう 、だいすきっ」
『私もだよ 、///』
『お 、おはよ(ガラッ』
「………… えっ」
「あなたちゃんだよね !」
「え 、Yuaちゃん !?」
「わあ 、可愛い !!」
「うそでしょ !?」
玄樹「ちょ 、すとっぷ !!」
『玄樹くんっ 、』
玄樹「(ギュッ
あなたは俺のだから !!」
「きゃあああああああああ ♡♡♡」
「もう 、玄樹くん !」
「ふふ 、見つけた」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。