第41話

82話 紅丸の覚悟と桃華の不安
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2020/11/03 03:34
新門紅丸
俺か?
華紅羅 紅史
あぁそうだよ
新門紅丸
そうか…
紅丸はどこか安心したような顔を見せた。
華紅羅 紅史
華紅羅 紅史
君、自分が死ぬんだよ?
怖くないの?
新門紅丸
何となく察しては居た…
それに俺は桃華のためなら命をかける事なんて簡単に出来る
華紅羅 紅史
へぇ〜かっこいいねぇ〜
紅史はそう言って笑った。
その目は本当に桃華の事を思う紅丸の事を尊敬している。そんな目だった。
華紅羅 紅史
君が死んだら俺が桃華と居てあげるから安心しなよ〜
新門紅丸
1度桃華を悲しませたお前を信用なんて出来ねぇ
華紅羅 紅史
はははっだよね〜
華紅羅 紅史
紅史は突然真剣な表情になり屋根の下を見た。 それにつられて紅丸も下を見る。
新門紅丸
なっ…
華紅羅 紅史
俺達のお姫様が来たみたいだよ〜
そこには紅丸を探しながら走っている桃華の姿があった。
華紅羅 桃華
若!若!
新門紅丸
桃華!
紅丸は屋根の上から飛び降りた。 
そして桃華に駆け寄った。
新門紅丸
馬鹿野郎!大人しく寝てろって言っただろ!?
華紅羅 桃華
若!お願い死なないで!
桃華の目から大粒の涙がこぼれ落ちる。
華紅羅 桃華
寝てたら…夢でお兄ちゃんと…若が戦ってて…目が覚めたら若がお兄ちゃんを探しに行ったのを思い出して…それで…
熱で意識がもうろうとしている桃華は紅丸のことを思う一心で冷静な判断ができて居ないまま闇雲に走って紅丸を探していたらしい。
新門紅丸
大丈夫だ…俺は死なねぇし負けねぇ… 
大丈夫だ
華紅羅 桃華
若…
華紅羅 紅史
おーおーラブラブだねぇ〜
華紅羅 紅史
さて、最強さん🎶悔いが残らないようしっかり生きなよな🎶
華紅羅 紅史
あと…3日しかないんだから‪w‪w

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