パシャ
「ちょ、」
パシャ
パシャパシャ
「裕翔ー、、」
あぁ、もうこれだから…
カメラを持たせると裕翔はいつもこう。
デートじゃなくても、家にいる時でも、いつも私を撮る
「あなたがいっぱい!」
いや、当たり前やん
裕翔、いっぱい撮ってるんだから
「ねぇ、そんなに撮らないでよ…」
「何で?俺は可愛いあなたをカメラに収めたいの」
「……//////」
パシャ
「照れてるあなた、可愛い…」
少し恥ずかしくなった
「削除しとこっと…」
「え、消すの?」
何でだろう、普通に疑問に思う
だって裕翔いつもは消すなんて事しないのに
「消すよ?」
「え、なんで?」
「だって、こんなに可愛いあなた、他の人に見せたくない」
「…え」
「俺だけが知ってる顔でありたいから」
「裕翔…」
「俺、重い?」
「なに言ってんの、そんなわけないじゃん」
私は裕翔を包み込む
「私はいつも幸せだよ?」
「よかった…//」
「あ、ちょっと照れてるな?」
「なんでわかんだよ…」
「そりゃ彼女ですもん」
「…ばか、//」
「ふふっ」
幸せな時間を過ごしました
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!