朝起きると謎の苦しさで目が覚める
理解するのに時間がかかったがなーくんが私を抱きしめて寝ていた
そう言っても起きない
小さな寝息を立てて気持ち良さそうに寝てるなーくんを起こす気にもなれず、とりあえず見つめる
そう言われると…うん…納得してしまう…
結局、先生にはみっちり怒られた
まぁ…うん…楽しかったからいいやw
この人は私の前の席の鷹乃ジェルくん
楽しそうに話す2人に羨ましいという感情がうまれる
結局、詳しくは聞かれなかった
男の自分と喋らない私に嫌気がさしたんだろう
私とは喋らずになーくんとばかり喋っていた
今までそうだったんだから別に傷付くことなんてない
今日はほとんどジェルくんとなーくんが2人で話していた
なーくんがそばにいないとこんなに不安になるなんて思ってなかった…
ジェルくんは後ろから歩いてくるなーくんに大声で声をかける
も〜!と怒りながら笑顔で私に話しかける
こんな優しい人も居るんだもんね…
でも…どうしてもお父さんの顔がチラついてしまう…
………佐伽羅くんに手伝ってもらおうかな…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。