アンナは、地上に別れを言っていた。もちろん、真人にも・・・・
しかしそこへ
レイラが傷つきながらきた。
アンナはいくことをけっしんした。
ふたりが心配して駆けつけた。
彼は真剣な顔をしていた。彼の言葉に嘘は無い。
アンナは、みなみが普段呼んでた呼び名で2人の手を取り・・・・にっこりと笑った。
渡されたのは日記のようなもの。
もう二度と会わないような言い方・・
だけどアンナとレイラの姿はもうなかった。
えりかは優しく真を抱きしめた。
その頃・・・
カイトの口から聞いてしまった真実。
真に繋がれた手に力が籠った。
えりかの気持ちが痛いほど伝わってきた。そうだよな・・・・?大切な人・・・・だもんな!
そして2人ははしりだした。
なくしていた記憶を思い出したのだ。
なんのことかさっぱり分からない真人。
そこへ、真人を庇うように現れたアンナ。
だが、
真人はなにかの力に撃たれていた。
真人の体がぐらついた。
アンナは真人を抱きとめた。
だが・・・・
何故か夢を見ていた。
──回想──
真人「・・・・みなみ・・・逃げろ・・」
俺は崖から落ちてもう死にそうになっていた。
そう、あの事故が起こった時にはもう・・・
みなみ「いやよ!真人・・・あなたを置いてなんかいけない!」
あの時と同じ状況なのか?
真人「あ・・・んな」
俺は苦しくてもう・・・・目を開けれなかった。
───このまま死ぬのか?────
アンナ「私、真人のためなら何度だって命かけるよ?」
真人「・・・・・・」
アンナ「さようなら・・・・真人・・・」
カイト「アンナ!そんなにまでしてそいつが・・・・」
レイラ「カイト、思い出して!!」
カイト「なっ・・・・レイラ・・・・」
レイラ「私たち3人は人間だったの!つまりあなたも人間だったの!」
カイト「・・・・・・!?」
回想
そうカイトは、レイラと共に生きるはずだった少年なのだ。
そして、カイトとレイラは恋人同士だった。
カイト「俺と、レイラが?」
どこからともなく声がする
カイトにも何らかの力が加わった!
例え、力を失ったとしても・・・
アンナは真人を愛おしく見つめた
アンナは自分の命を本当に掛けようとしていた!
アンナは、傷ついた真人に近づき・・・
渾身を込めたキスをした。
そこへ
真とえりかが現れたが、強いバリアが張られていた。
ふたりが近づかないように・・・・。
そしてアンナは敵の元へ・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!