第17話

第16話
20
2022/09/26 08:42
アンナ
さようなら
アンナは、地上に別れを言っていた。もちろん、真人にも・・・・
しかしそこへ
レイラ
アンナ!!
レイラが傷つきながらきた。
アンナ
えっ?レイラ・・・?
レイラ
アンナ、お願い!!カイトを止めて!!
アンナ
えっ(;゚Д゚)!
レイラ
カイト、アンナの代わりに真人って人を・・・・
アンナ
えっ・・・まさか・・・・
レイラ
彼を止められるのはあなたしかいないよ!
アンナ
・・・・・
アンナはいくことをけっしんした。
木下真
アンナ!
佐々木えりか
・・・・
ふたりが心配して駆けつけた。
アンナ
2人とも、お願いだから絶対きちゃダメ。危険だから・・・・
木下真
俺は信じてる・・・
アンナ
真・・・・
彼は真剣な顔をしていた。彼の言葉に嘘は無い。
木下真
お前が人間になってここに戻ってきてくれるって信じてるから
アンナ
・・・・・ありがとう・・・
佐々木えりか
私も信じる!だってあなたは私の【妹】だもの!
アンナ
・・・・ありがとう、【お姉ちゃん】、【真さん】
アンナは、みなみが普段呼んでた呼び名で2人の手を取り・・・・にっこりと笑った。
木下真
・・・・・アンナ・・・・
アンナ
2人にお願いがあるの。聞いてくれる?
佐々木えりか
いいわよ、なんでも言って?
アンナ
これを真人に渡してほしいの
渡されたのは日記のようなもの。
アンナ
これ、私の最後の【魔法日記】
木下真
魔法日記?
アンナ
・・・・・質問の答えを自動的に書いてくれるわ
佐々木えりか
・・・・
アンナ
真人だけにしか答えてくれないけど・・・真人が思ったことに対してだけ答えを書いてくれるの
佐々木えりか
なるほど。秘密の魔法日記ってわけね。みなみらしい・・・
アンナ
2人とも、幸せになってね。空から祈ってる・・・
木下真
・・・・・なんか変な感じだなその表現が・・・・
アンナ
じゃあね・・・・
木下真
・・・・・
佐々木えりか
・・・・・
アンナ
行くわよ、レイラ・・・・
もう二度と会わないような言い方・・
木下真
まてよ、アンナ!!さいごに・・・・答えてくれよ・・・・
だけどアンナとレイラの姿はもうなかった。
木下真
アンナ・・・・、真人の気持ちはもうとっくにお前に向いているんだよ!!
佐々木えりか
・・・・😭😭😭
木下真
それだけじゃダメなのかよ!!
アンナ
真・・・
木下真
えりか・・・俺・・・
佐々木えりか
・・・・辛かったでしょ?
泣いていいよ?
えりかは優しく真を抱きしめた。
その頃・・・
木下真人
嘘だろ?アンナが俺を・・・・?
カイトの口から聞いてしまった真実。
カイト
・・・・・
木下真
やっと分かり合えたのに・・・
佐々木えりか
まさか、アンナさんがみなみだったなんて・・・・
木下真
えりか、ごめんな?巻き込んで・・・・
佐々木えりか
大丈夫。それより、止めにいかないと・・・
木下真
えっ・・・でも絶対来るなって・・・
佐々木えりか
私たち、ただの人間が【死神】って存在に適うわけないってそんなの分かってる・・・・でも・・・・
木下真
・・・・・
真に繋がれた手に力が籠った。
佐々木えりか
でも私・・・・助けたいの・・・・
木下真
・・・・・・
えりかの気持ちが痛いほど伝わってきた。そうだよな・・・・?大切な人・・・・だもんな!
木下真
あぁ、助けに行こうぜ。俺たちの大切な家族を!
そして2人ははしりだした。
レイラ
アンナ・・・わたし・・・
アンナ
レイラもおもいだしたんだよね?
なくしていた記憶を思い出したのだ。
カイト
真人、俺がお前を代わりに殺してやるよ
木下真人
!?
なんのことかさっぱり分からない真人。
アンナ
カイト!やめて!
そこへ、真人を庇うように現れたアンナ。
木下真人
アンナ?
カイト
邪魔をするな!アンナ!
アンナ
この人は私の大切な人なの!
カイト
だから殺せないと言うのか?
木下真人
アンナ・・・・やっぱりお前・・・
アンナ
逃げて!真人!
だが、
木下真人
うっ・・・
真人はなにかの力に撃たれていた。
アンナ
真人!
木下真人
あ・・・・んな・・・
真人の体がぐらついた。
アンナ
真人!
カイト
もう遅い・・・
アンナ
真人!
アンナは真人を抱きとめた。
だが・・・・
アンナ
しっかりして!!真人!
木下真人
・・・・(アンナが俺を?)
何故か夢を見ていた。
──回想──

真人「・・・・みなみ・・・逃げろ・・」

俺は崖から落ちてもう死にそうになっていた。
そう、あの事故が起こった時にはもう・・・

みなみ「いやよ!真人・・・あなたを置いてなんかいけない!」

あの時と同じ状況なのか?
真人「あ・・・んな」
俺は苦しくてもう・・・・目を開けれなかった。
───このまま死ぬのか?────



アンナ「私、真人のためなら何度だって命かけるよ?」

真人「・・・・・・」

アンナ「さようなら・・・・真人・・・」


カイト「アンナ!そんなにまでしてそいつが・・・・」
レイラ「カイト、思い出して!!」
カイト「なっ・・・・レイラ・・・・」

レイラ「私たち3人は人間だったの!つまりあなたも人間だったの!」
カイト「・・・・・・!?」



回想

そうカイトは、レイラと共に生きるはずだった少年なのだ。
そして、カイトとレイラは恋人同士だった。

カイト「俺と、レイラが?」

アンナ
私たち3人は、死神として甦ってしまったの
木下真人
・・・・・うっ・・・
アンナ
真人!
木下真人
アンナの声?
許せない・・・・
どこからともなく声がする
カイト
うっ・・・
カイトにも何らかの力が加わった!
アンナ
カイト?まさかだけど私の代わりにばつをうけるつもりで?
カイト
・・・・近くに本当の恋人探しがいながらお前を庇うなんてさ・・・。記憶抜かれるってこういうことかよ・・・
レイラ
カイト!大丈夫?
カイト
あぁ・・・
ふふふ。お前たち3人をこちらへ寄越したのは神だ。間違いなどない
アンナ
私たちはもう、あなたの指示には従わないわ
例え、力を失ったとしても・・・
許せん
レイラ
きゃあ!
カイト
!?
アンナ
2人は逃げて?
レイラ
でも、アンナ!!
カイト
むちゃだ
アンナ
いいから、逃げて・・・・この先に行けばきっと帰れるから
カイト
・・・・・
レイラ
・・・・・
アンナ
幸せに・・・ねっ?
あはは!無駄だ!お前の力だけでこの私を倒すというのか!
アンナ
私はもうにげない!
木下真人
・・・・・・
アンナ
真人・・・・
アンナは真人を愛おしく見つめた
ふふふ!やれるもんならやってみろ!!
アンナは自分の命を本当に掛けようとしていた!
アンナは、傷ついた真人に近づき・・・
アンナ
真人・・・・愛してるよ・・・・
渾身を込めたキスをした。
アンナ
私の命を真人にあげる・・・・これで本当にさよならね・・・
そこへ
木下真
アンナ!真人!
佐々木えりか
・・・・・
真とえりかが現れたが、強いバリアが張られていた。
ふたりが近づかないように・・・・。

そしてアンナは敵の元へ・・・

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