第16話

第15話
18
2022/09/23 05:33
その頃・・・
木下真矢
あー!!
木下真
真矢
佐々木えりか
真矢君
いつのまにか打ち上げパーティ中。
木下真矢
えりかさんと、まこ兄・・・なんで一緒にいるの?
木下真
ちょっと、なんだよそれ。一緒じゃ悪いかよ
佐々木えりか
くすっ
木下真矢
いや、悪くないけど・・・
アンナ
おかえりなさい。えりかさん、真!
木下真
ただいま。って言うかさ、真人の様子を見に行く予定だったのにもう帰っていてさ
木下真矢
へぇ?
木下真人
だって、同じぐらいに終わったんだから当たり前だろ?
木下真
真人・・・。受かったんだって?おめでとう
木下真人
うん、。まこ兄も優勝おめでとう
アンナ
ということで、ダブルでお祝いをしようとしていたんです!
木下真矢
そうなんだ
木下真
えりか、あっちで食べよう
佐々木えりか
うん
2人は仲良く別の場所に移動した。
木下真人
なんだかんだ上手くいったんだな、まこ兄たち
真人は、2人の様子を見ながら呟いた。
アンナ
ほら、言ったでしょ?2人はああなる運命だって
木下真人
・・・・でも、予感だろ?
アンナ
人を愛するって、難しいことじゃないんだね
木下真人
どうしたんだよ、アンナ。詩人だな。
アンナ
私も・・・《人間》になれたら・・・。いっぱい愛したいな・・・
木下真人
えっ?アンナ?
アンナ
なぁんてね。
木下真人
どうした?
アンナ
・・・・真人・・・・わたし、帰るね?
木下真人
帰るって・・・・どこにだよ
アンナ
わたし、3人に恩返しできたかな?
木下真人
・・・・・
アンナ
・・・・(真、えりかさんと仲良くね?)
アンナは心の中で、エールを送っていた。
アンナ
・・・(真矢も、律子さんと仲良くね?)
木下真
・・・・
佐々木えりか
・・・・・
木下真矢
・・・・・
前田律子
・・・・
2人は何も知らずに、パートナーと仲良く話していた。
アンナ
それから真人・・・・
木下真人
アンナ・・・・
アンナ
はーい🙋ここでわ発表しまーす
急に大きな声を出したアンナ。
木下真人
!?
木下真
・・・・発表?
木下真矢
なんの?
アンナ
わたし、アンナは・・・・《国》に帰ろうと思います!
佐々木えりか
えっ?国?
事情を知らない人は、アンナはどこかの国から来たことになっていた。
アンナ
皆さん、短い間でしたがお世話になりました!!
木下真人
えっ?アンナが帰る?(本気だったのか?)
アンナ
また、遊びに来るから!!それまでサヨナラです
木下真
・・・・・
佐々木えりか
・・・・・・
木下真矢
・・・・・
前田律子
・・・・
本当はもうひとつ理由があった。
この間、真人に両親のことを聞いた時・・・・
思い出してしまったの
アンナ
・・・・(わたしが《みなみ》だってこと・・・・・)
チームメイト2
えー?アンナちゃんにもう会えないの?
1番事情を知らないのは真矢と、真のチームメイトたち。
木下真人
・・・・・
木下真
・・・・・・
佐々木えりか
・・・・・
えりかさんと真も今は黙ってることしか出来なかった。
アンナ
それじゃあ引き続きパーティを楽しんでくださいね!
アンナ
えりかさん、真
アンナは、まこ兄とえりかさんの元へ行き・・・・
木下真
なんだよ。突然帰るだなんて・・・
佐々木えりか
そうよ、急すぎるよ・・・・
アンナ
ふたりとも上手くいったんだね!おめでとう
木下真
アンナのおかげだ
佐々木えりか
ありがとう
少し話をしてから、真矢と律子さんの元へも行き・・・
木下真矢
アンナちゃんとはあんまり話せなかったけど、ここ数ヶ月、楽しかった
前田律子
私もよ、ありがとう
アンナ
うん!
そして・・・・
木下真人
・・・・・
アンナが目を離している隙に、真人に近づいてきたのは・・・・
カイト
真人・・・・
木下真人
えっΣ(゚д゚;)君は確か・・・《カイト》って言う・・・アンナの仲間?
カイト
ちょっとこっちへ来い
木下真人
えっΣ(゚д゚;)
グイッと腕を引かれ・・・
佐々木えりか
あの?誰ですか?
すぐ近くにいたえりかさんに気づかれ・・・
カイト
直ぐに戻る。
と答えられた。
佐々木えりか
・・・・
そしてその事を真に話すと、真はそいつが誰なのかすぐに分かったらしく
木下真
まさかカイトが真人を?
佐々木えりか
あの人、カイトっていうの?
そして
アンナ
!?
アンナは気づいた。
アンナ
真人?
木下真
アンナ!!
真はあんなに知らせなきゃとアンナのもとへ行き・・
アンナ
ねぇ?真人は?真人はどこに行ったの?
佐々木えりか
ごめんなさい、アンナさん。カイトって人が・・・
木下真
アンナ・・・・もしかしてあいつのこと・・・
アンナ
できるわけないよ、わたしが真人を殺すだなんて・・・
佐々木えりか
えっΣ(゚д゚;)殺す?
衝撃的事実を知ってしまったえりかさん。
アンナ
好きになってしまったんだもん・・・・。
・・・・【死神】なのに・・・・・
泣き崩れるアンナ。
佐々木えりか
・・・・・
木下真
・・・・・
アンナ
それと、思い出しちゃったの。

わたしは・・・・・【みなみ】なの
木下真
えっ・・・・
佐々木えりか
えっΣ(゚д゚;)
アンナ
わたしね、彼を初めて見た時から懐かしく感じていて・・・。だから、ここへ来たの。

【人間になって】彼に会いたいって・・・
よかろう。お前が魂を持ってくる人物の家へ送ろう
アンナ
最初はその意味がわからずにいた・・・・
木下真人
何事だ?
アンナ
・・・・・・
その人物を見て・・・
アンナ
嘘だと思った・・・。
まさか、あの人を?
そして
木下真人
君は誰?
アンナ
だから嘘をついて・・・近づいた。
恩返しと言うのは半分本当・・・
木下真
えっΣ(゚д゚;)まさかあの時助けた猫?
アンナ
うん・・・
猫になって不覚にも屋根から落ちてしまい動けなくなっていたのを彼に助けられた
木下真人
こいつ血だらけなんだ
木下真
猫なのに落ちるなんて・・・
木下真矢
手当してあげようよ。
アンナ
・・・・・
佐々木えりか
アンナさん、あなたの姿が写真から消えたのって・・・・
アンナ
・・・・わたしはこの世のものじゃないから・・・・
木下真
・・・・・
佐々木えりか
・・・・・
アンナ
もう、人間にはなれないよ
木下真
なんでだよ!
アンナ
死神として生きてしまったから・・・・
そしてその頃・・・
一通りのない場所へと連れてこられた真人は
木下真人
なんだよ!こんな所へつれてきて!!
カイト
おまえ、アンナの本当の目的を知っているか?
木下真人
えっ?目的?
アンナ
・・・わたしは自分の目的のために真人を殺そうとしていたんだよ?
もう、人間になる資格なんてないよ
そして・・・カイトは真人を殺そうとしていたのだった!
木下真人
目的?目的は確か・・・【恩返し】・・・じゃなかったっけ?
何も聞かされていないのは真人だけだった。
カイト
だから、甘いんだよ!!
レイラ
だめよ!カイト、その人を殺しては・・・・
レイラが止めに来た。
カイト
うるさい!止めるな!
レイラ
きゃあ!
カイトは、レイラに力を加えた。
レイラにはその力を止める力はなかった。
カイト
木下真人。お前の運命はあの二年前に決まっていたんだ
木下真人
えっ?2年前?運命?何の話だよ
カイト
両親と共に決まっていたんだよ😏
カイトは、真実を真人に伝えようとしていたのだった。

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