アンナが真に聞きたいこと・・・それは・・・・。
でも・・・
ふたりは心で同時に聞いたが・・・
真も黙っていた。
2人は何かを隠しているように見えたけど・・・・・
真は手を挙げて出ていった。
こんなこと聞かれる日が来るなんて・・・・。
真人がなんだか切なそうな顔をしたから
真人は意を決して話すことにした。
連れてきてくれたのは・・・・
そのときあんなの脳裏に・・・・
なぜか真人の姿と、もう1人・・・・微かに映り・・・・
─────さよなら、真人・・・
アンナはなにかに脅えているような顔をしている。
アンナは混乱して独り言のようなものを呟いている。
そのあと2人は準備をして試験会場に向かった。
元気そうに見えたが、やはり真は弱っていた。
そのとき、カイトに声をかけてきた人物がいた
いつの間にか真の姿はなかった。
なぜだけ冷や汗を流し、焦るカイト。
その人は、迷わずカイトのほおのあせを、自分のハンカチを
と渡した。すると?
なぜか、違う女性が出てきて・・・
そんな場面が脳裏に焼き付き・・・
なぜか混乱している。
そして、カイトが混乱しているため、痛みも苦しみも少しだけ和らいでいて?
いつもより息が上がってる真を心配するチームメイト。
その頃・・・・~
パシャ
何故か急に、シャッターを押されてびくつくえりかさん。
行かないって決めたし・・・・
直前まで迷っていたえりかさんは走り出した。
と、真の声が聞こえて・・・
そこへ、えりかさんが到着した。
その姿を1番に発見したのは真だった!
えりかさんの声が響くと
えりかさんにだけ微笑んだ!
えりかさんは、口だけでそう言った
そしてその応援を受け取るように真は幸せに挑んでいる。
えりかさんの言う通り右ががら空きだった!
チームがひとつになった!
真がボールを仲間から受け取ると!
仲間のひとりに見事に連携プレイがつながり、
見事にゴールを決めたのだ!
その頃、真人達は・・・
震えが止まらないでいる真人。いつもより、緊張しているみたいだ。
すると、アンナは優しく真人の手を包んだ。
ニコリと微笑んでくれたアンナが愛おしくて
思わずアンナを抱きしめていた。
アンナは何も言わずに受け止めてくれた。
真人は何かを言いかけたが・・・
離れようとした俺にアンナは・・
頬にキスをしてくれた。
こ、これは・・・
そして俺は繋いだ手を引いてアンナを引き寄せた。そして・・・・
俺はあんなにキスをした。
そう言って微笑んだ。
そう言って走り出した真人。
──これ以上、まさとのそばにいちゃダメみたい・・・───
アンナは、そのまま泣き崩れていた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。