地下に降りてきたそらは、左側にある座敷牢を見て驚いた。
(え!?男の子?歳は……私より年下かな?)
あのー……化け物さんですか?
(手毬を打つ手を止め、そらを見て)はっ。化け物とは。置物から化け物へ。こりゃぁ嬉しいわ。
え?どいうこと?
お前……そらだな。あってるか?
唐突……。あってるよ。
どうして、私の名前知ってるの?
それはお前の家族だからだ。
は?家族?家族ならいるわ。
お父様にお母様。それにお姉様
そうか……。やっぱり俺は出ないよな……。
どいうこと?
お前に言っても無駄だ。
なっ!
早く帰ったほうが良いんじゃないか?
お前を大切にしているお父様とお母様が心配するぞ。
ッ!その言い方はないでしょ!
なら、どんな言い方がある?
それは……。
ないのか……。ふっ。
まぁ、早く帰った方がいいぞ。怪しまれない前に
わかった。じゃぁ、私帰るね。
ああ。
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夢主の親友ポジになったので全力で作品を盛り上げたいと思う
今世がまさかの(ある意味)王道夢小説の世界だったけど夢女子の一人として不満が満載なので総力を尽くして作品を盛り上げたいと思います 「夢主また屋上でボカロ歌ってんな」 ______ ある日、前世の記憶(限界夢女子時代)が蘇った主人公『親友』。そんな彼女が生活する今世はかつて自分が好きだった作品の"夢小説"の世界だった。 この世界を読んだ人が楽しめるよう盛り上げるべく立ち上がる親友。 夢小説あるあるな展開を作り上げたり、キャラクター達の口調を正したり、時には推しを眺めたりして、今日も彼女は夢主の隣で暗躍していた。 今日も波瀾万丈な夢小説生活が始まる。 ※この作品は、夢小説や夢小説作家の方々を批判するものではありません すでに投稿した文章を時折修正する可能性がございますが、内容には支障をきたさないようなるだけ注意させていただきます 夢小説あるあるをコメントしていただけるとありがたいです 作品内で使わせて頂く可能性があります 表紙は自作です
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。