第5話

協力者として
2,358
2019/05/10 13:40
───  午後7:00

私と安室さんは店を出てぶらぶら歩いていた
あなた

あの…安室さ

降谷零
降谷零
降谷でいい。そっちが本名だしね。
あなた

あ…降谷さん。その…急すぎではありませんか?
いくら私が情報屋だからという理由で私に協力者になって欲しいだなんて。何か…何か他に理由があるんじゃありませんか?



店を出る時からずっと気にかかってた…

いくらなんでも突然すぎる。それに情報屋なんて私以外にもたくさんいる。

裏の業界だと特に…。

なのに何故私なのか聞きたかった……彼の協力者として…


降谷零
降谷零
……思った通り…君は鋭いね。

彼は参ったな…と前髪をかきあげながら言った

降谷零
降谷零
君の言う通りだよ。君に協力者を依頼したのは別に理由があるのさ。
あなた

別の…理由?

降谷零
降谷零
ある会社のハッキングを頼みたい。
その会社のハッキングは難易度が高く我々では難しかった。だから、一時的でもいいから君に協力者になって欲しいと頼んだんだ。

彼は落ち着いた口調で言った。

あなた

そう…だったんですね…。
でも私にそんな高度なハッキングは出来ないです。

降谷零
降谷零
そんなことは無い。
なんたって君はもうその会社のハッキングを一度したことがあるのだからね。


え…私が?…どこの会社だろう。

てか…
あなた

私の事…調べたんですか?

降谷零
降谷零
ん…まぁ…少しね…
協力者を頼むんだから色々調べるさ…

彼はそう付け足した。


まぁ…それはそうだけど…

まさか自分が調べられる側になるなんて……

いつもは調べる側だからなんか変な感じ…




あなた

分かりました。その協力受けましょう。

降谷零
降谷零
ありがとう…。改めてよろしく頼むよ
あなた

はい…こちらこそよろしくお願いします


私は軽くお辞儀をして彼の顔を見る。

なんか悔しいぐらいに整った顔だな…。

彼女とかいるのかな…なんかいそうだな……

って、何考えてんだ私は……

降谷零
降谷零
じゃあ、携帯貸してくれるかな?
あなた

あ、はい…

私は仕事用の携帯を出して彼に渡す

彼は器用に操作して携帯に連絡先を入れた


降谷零
降谷零
よし。0時になったら詳細を送るよ
あなた

はい。分かりました。


……なんで0時なんだろう?

なんか理由でもあるのかな…。
降谷零
降谷零
それと、明日午前0時にまたここで会えるかな?
あなた

明日ですか?…大丈夫です。

降谷零
降谷零
よかった。じゃあまた明日ここで。
あなた

分かりました…

そう言って彼は背を向けて歩いていった

降谷零……か。

色々調べてみようかな…。

気になる事多いし…




そんな事を思いながら私は帰路にたった。

プリ小説オーディオドラマ