カランカラン…
店内は落ち着いた雰囲気に包まれていた
いいお店だなぁ…
中に入ると女性が笑顔で出迎えてくれた
私は店の1番隅の席に座って珈琲を頼んだ
店内は賑やかで何処か落ち着いていた。
私はパソコンを出して新しい依頼の作業を始める。
店内には似合わない内容だが…致し方ない。
私は情報を得るためにハッキングのテクを持っている。
腕はそこそこ自信がある!
でもやってる事は犯罪に近いから…バレないように気をつけなきゃ……
私は周りを気にしながらパソコンで情報収集の為ある会社のハッキングを始めた…
いいいい今なんて?………ハッキング?
え…バレた…?
その男は何食わぬ顔で珈琲を机に置いて向かいの席に座った。
ここの店の店員か……てか!今ハッキングって……
私は探るようにその男を見た
その男は小声でそう言った。
確かに…そうかもしれないけど……
そんなの普通分からないし、気づかない。
何なんだ…この男…。ただの店員じゃない。
私は少し警戒しながらその男を見た。
男は立ち上がって言った
男は微笑んで厨房に戻って行った
私は迷ったが…あの男が何者か知らなければいけないような……そんな気がした
私は珈琲を1口また1口飲みながら考えた挙句閉店まで残ることにした……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。