第131話

クリスマス番外編 夢現の物語
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2025/12/24 12:02 更新
向日葵side




向日葵
あなたの下の名前様、よければ逢引きをしませんか



今日は聖なる夜の日クリスマス
生憎俺はキリスト宗派ではない
俺の神は彼女のみ

だが、この2日間の自由は許されるはず



決死の覚悟で俺はあなたの下の名前様を誘ッた
もちろん、断られる前提でも良かッた

けれど返ッてきたのは、承諾の旨
むしろ快諾に近かッた





隣を歩く、見たことのない綺麗な服を着たあなたの下の名前様
そう俺はきッと夢を見ているのだ



向日葵
一生醒めたくない夢なんて、存在しないと思ッていたのに…



そう溢して仕舞えば、「君はこれが夢でいいのかい?」と返される



やべェ、もう堕ちてもいい




あなたの下の名前
計画プランは?
向日葵
……秘密です
あなたの下の名前
ふぅん



練りに練った理想の逢引計画デートプランが役に立とうとしている

理想と聞けばどこかの真面目手帳が過るがそれどころではない




俺は今ド緊張の最中である





ほぼ毎日のように訪れる赤煉瓦の街並みが輝いて見える
いや、イルミネーションは施されているが、まだ昼だ




彼女の1日を俺は手に入れたんだ



あなたの下の名前
ふ、写真撮らなくていいのかい?





赤煉瓦倉庫の写真場所フォトスポット
金色の鐘の下で写真が撮れるようになッている


そこの存在は知ッていたが、自分が写真を撮るなんて想像もしていなかッた
最高級のカメラを一般人に預ければ、吹き出す声が聞こえる





嗚呼、笑顔が見るなんて




・・・
あの時以来、あなたの下の名前様に近づくことができた日はなかッた

今その彼女は、俺に体を寄せて同じレンズに覗かれている


















ナイトクルーズでのディナー

未だ爆音で鳴る心臓を落ち着けながら、カトラリーでフルコースを楽しんでいるあなたの下の名前様を見つめ直す



綺麗だ



あなたの下の名前
ふ、穴が空いてしまうよ
向日葵
!すみません
あなたの下の名前
で、君は何が聞きたいんだい?



嗚呼、分かッているんだ
その罰の刻まれた瞳に貫かれ、彼女は俺の傷を撫でる

その手をそッととッて、俺もまた見つめ直す


そして、流れた音声に彼女は目を見開いた




     「月が綺麗だね」




録音機から流れる音声情報データは確実に目の前の彼女の声である





あなたの下の名前
その音声…、へェ彼が売ッたのだね
向日葵
…貴方はこの意味を知ッていて、彼らに告げた。間違いありませんか
あなたの下の名前
…そうだとしたら?
向日葵
あなたの下の名前
嫉妬かい?可愛いね
向日葵
あなたの下の名前様、俺は



言えない
これは醜い嫉妬だ


彼女は、彼女の視線は俺だけに向いていれば

そんなことができないとしても、俺はその目を逸らさせたくない




向日葵
“俺は、貴方に”ッ
あなたの下の名前
ねェ、向日葵



酷く優しい声がして、俯いてしまッた顔をあげる
その瞳は確実に俺を射抜いていた



あなたの下の名前
私は君を愛しているよ。
あなたの下の名前
そんな本当かどうか分からない言葉より、私は事実を口にしたい。
わかるだろう?


はく、と声にならない
空気を飲んでしまッた
すりと頬を撫でられた部分が熱くなる













だから、この“物語“がどうか、
どうか醒めませんように













作者🌟
學ストリリース開始ありがとうございます!!!
作者🌟
よければみなさんフレンドなりましょ
作者🌟
主人公名は好きな作家さんの名前です
作者🌟
ちなみにクリスマス番外編、明日もあります
作者🌟
小話ですが
作者🌟
みなさん是非私と一緒に罰日に狂いましょう

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