井上side
こんにちは!井上瑞稀です!
今日はレッスンがあるので、
今から事務所のレッスン場に行きます!
早く行こーって言っても、
さっき、HiHiのグループLINEで
今から行きます!って送ったら、
みんながダメって………(*T^T)
誰と行くか10分くらい話して
やっと決まったんだって。
誰が来るのか知らないけど。
?「瑞稀くん!」
井上「あ!がりさんだ!」
猪狩「待った?」
井上「ううん!全然!早く行こ!」
猪狩「そうだね!」
がりさんと二人って久しぶり!
なんか嬉しいな!!
がりさん、ローラースケートすごいもん!
俺より2個下なのに尊敬しちゃう!
それにかっこいいしね!
猪狩「何考えてる?」
井上「がりさん!」
猪狩「ほんとに?」
井上「ほんと!!」
猪狩「ありがと。怒んないで?」
井上「……o(`^´*)」
猪狩「ごめんね?」
ポンポン
井上「うん………//」
猪狩「よし!早く行こ!」
井上「うん!」
がりさん、頭ポンポンするのはずるいよ…//
普通に照れるじゃんか……//
―レッスン場―
猪狩「お願いしまーす」
井上「お願いしまーす……///」
橋本「あ、おはよー」
作間「おはよー!」
高橋「おはよ!あれ?みずっくん、顔赤いよ?」
井上「え!いや、そんなことないよ!?//」
まじか。優斗に顔赤いのバレた!
1番バレたらいけない子だったかも?
最年長でどこか抜けてるけどすごく心配性。
だから絶対………
高橋「風邪とか?どこか痛いとか
体調悪いとかない?大丈夫?」
ほら、やっぱり聞いてくると思った!
そんなこと全然ないもん!!
俺、めちゃくちゃ元気だし!!
優斗は心配しすぎ!!
井上「元気!何もない!」
高橋「え、あ、そう、?」
作間「がりさんに何かされた!?」
井上「な、!なにもされてない!//」
橋本「あ!また赤くなったよ!?
何されたの!?
ちゃんと言ってごらん?」
井上「んー、えと………///」
猪狩「え、俺何した………」
井上「頭ポンポンした……//」
猪狩「あー、したね」
井上「何それ!俺恥ずかしかったのに!」
そう言って俺はがりさんの胸をポカポカする。
してもしても、がりさんは笑ってて、
全然痛いって言わない。
井上「……はぁ。もう疲れた!」
橋本「レッスン前に?ww」
作間「がりさんのせいだー」
猪狩「え~!俺悪くない!」
もう。うるさいな……。
優斗のとこ行くもん。
優斗、珍しく静かだな………。
もしかして俺がちょっとキレ気味に言ったの
怒ってるのかな?
もし怒ってたらどうしよう……。
ううん。どうしようじゃない。
ちゃんと謝らないと。
井上「優斗…」
高橋「ん?どうしたの?」
井上「怒ってる……?」
高橋「え?wなんで?」
井上「静かだから……」
高橋「あー、怒ってないよ?
だから大丈夫だよ。
そんなに不安げにならないで?」
井上「うん」
高橋「あーもーほら。おいで?」
井上「うん!」
ギューーー
やっぱり優斗のギューが1番落ち着く。
大きくて、安心感があるんだぁ!
俺だけの場所だよ!!
絶対みんなに渡さないもんね!
ふふっ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!