嶺亜side
ただいま瑞稀とディズニー満喫中です!
最初ゆったりしたの行ってたんだけど、
瑞稀にちょっと意地悪したくて
『ビック・サンダー・マウンテン』
行ったんだけど、
瑞稀泣いちゃったんだよね。
だから瑞稀と来るときは
もう一生絶叫乗りません。
って心に誓いました。
今は熊のショーみたいなの見てます。
瑞稀の目がキラキラしてるw
可愛い……w
井上「見て!嶺亜!あのくま可愛いよ!」
中村「あ、ほんと!可愛い~」
井上「ねぇ~」
瑞稀の熊はもうひらがな表記だね。
さっきの時とテンション爆上がり。
ほんとにこういうとこ可愛い。
熊より可愛い。
井上「嶺亜!楽しかった!」
中村「ほんと?良かったね!」
井上「うん!次ね~、俺船乗りたい!」
中村「船?あの大きいやつ?」
井上「そ!」
中村「じゃあ行こー!」
井上「うん!」
∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆
中村「瑞稀~」
井上「れぃあ!」
中村「他に行きたいところは~?」
井上「あのね!ディズニーキャラクターの
家に行きたい!」
中村「あー、あそこ?いいね!俺も行きたい!」
井上「うん!」
井上「れぃあー!これ可愛い!!」
中村「ちょっと瑞稀そこでこうして!」
井上「こう?」
中村「うん!」
カシャ
中村「よし!いーよー」
井上「え!じゃあ俺も嶺亜撮る!」
中村「え、俺はいいよーw」
井上「やだやだ!」
中村「じゃあ一緒撮ろ!」
井上「うん!!」
カシャ
このディズニーキャラクターの家は
写真撮りまくれるスポットだ!
ほんと最高。
瑞稀の可愛いが
俺のフォルダにいっぱいある。
ヤバイわー。
井上「れぃあ~!これ~!」
中村「あ、撮る撮る~!」
カシャ
井上「撮ったー?」
中村「撮ったー!」
井上「次行こー!」
中村「だねー!」
じゃあ次のところ行ってきまーす。
∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆
中村「瑞稀!そろそろ行く?」
井上「行く!」
中村「見やすいとこがいいよね!」
井上「1番前!」
中村「じゃああそこ!」
俺は瑞稀を引っ張って
パレードの通り道の横に座る。
そろそろパレードが始まる時間。
徐々に人が集まってきて、密集してきた。
中村「瑞稀。ポップコーンちょうだい?」
井上「ん?いいよ?あーん」
中村「あーん(^O^)」
井上「嶺亜キャラメルより
ソルトが好きじゃなかった?」
中村「うん。キャラメルも好きだけど」モグモグ
井上「そっか」
中村「チュロスいる?」
井上「あ、欲しい」
中村「ん。あーん」
井上「(^O^)」
中村「美味しい?」
井上「うん!」
中村「そっかそっかw」
井上「?なんで笑ってるの?」
中村「チュロスの粉ついてるw」
井上「え、どこどこ!?」
中村「ここw」
俺は瑞稀の唇の横に着いてる粉を拭う。
ペロッ
井上「……ッありがと//」
中村「うん!」
俺がそう返事すると、
顔を赤くした瑞稀が視線をそらして
うつむく。
ふっ。今ので照れたなw
こういうとこまじ可愛すぎる。
もうほんとにジャニーズの姫だ。
反則だっつーの………。
井上「あ、れあ!来た!」
中村「え?」
俺は瑞稀が指した方を見る。
あ、ほんとだ。
辺りが暗いからライトがすごくきれい。
井上「れあ!綺麗だね!」
中村「そうだね…」
井上「………」
中村「瑞稀」
井上「……ん?」
中村「好きだよ…」
井上「………ッはい!?」
中村「?」
井上「今、何て……ッ」
中村「好き」
井上「……ッ!!!//////」
中村「ふはっ。顔、赤ッwww」
井上「う、うるさいッ………///」
中村「www」
井上「………///」
中村「……俺のさっきのやつ、
返事とかそういうのいいよ」
井上「え……」
中村「どーせわかってるから。
男同士だよ?w
無理に決まってんじゃん…w」
井上「………無理、じゃないよ…」
中村「え?」
井上「無理じゃない!お、俺も、
俺も嶺亜のこと好きだもん…。
好き、だ…けど、
嶺亜に迷惑って、思って、
ずっと、隠してたの………」
中村「………うん」
井上「だから、もうちょっと、待って、ほしい……」
中村「…うん。わかった。
あんまり、追い込みすぎないでね?
誰かに相談してもいいから」
井上「うん…」
中村「じゃあ、お土産買って帰ろっか!」
井上「うん!」
瑞稀、困らせちゃったかな……。
でも、俺はこれをずっと伝えたかった。
ごめんね、瑞稀。
こんなこと、別に忘れてもいいからね。
俺はそんなことを思いながら
瑞稀とお土産を選んで買った。
なんか、BLになりそうなんですけど、
どうすればいいですか?
皆さんどっちがいいですか?
よければコメントお願いします。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。