第5話

子供の頃の私
36
2020/06/21 10:47



《レナside》







8年前、中学1年生。






A
A
レナちゃんは学校で1番可愛いよね!
如月レナ(中学の頃の)
如月レナ(中学の頃の)
そんなことないよー!
B
B
羨ましいなー!
男子からもモテモテで!
A
A
大人っぽくて、可愛くて…。
勉強も運動も、なんでもできるし
まさに完璧な女子って感じ〜!







小さい頃から私はずっと













周りからチヤホヤされて生きてきた。














可愛い。綺麗。羨ましい。












聞き飽きるぐらい聞いてきた。













男子から、すごい告白されるのに











全然彼氏をつくらない私を











みんなは不思議に思っていた。









誰に告白されても、心に響かない。









恋なんて、どうでも良かった。









興味なかった。










私は今まで










『みんなの憧れ』という存在でいた。












子供の頃から、ずっと。












『みんなの憧れ』という存在でいるためだけに













生きてきた。












誰かの憧れの存在でいたい。












その想いは変わらない。












今までも、これからも…。









だから私は、恋なんてしない。













一生

















可愛い。綺麗。羨ましい。


















そう言われ続けるんだ。


















それが私にとって























『幸せ』というものだから_。











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