トイレ 〜
あんなふうに考えられてたなんて………………。
だって…………………。
私は侑李に守られた。
頼んだわけじゃない 。
私を守るために 。
どうして ……… 命を捧げられるの ?
そんな覚悟………………私には
無い 。
山田くんだって…………
ずっと傍にいてくれてる………………… 。
山田くんは 学校で人気なのに………………
ファンの子よりも……………………
私…………………… ?
そんな価値ない 。
お願い …………… 。
自分を大切にしてください 。
もっと…………… 、 もっと…………………
私が強くなきゃ………………
離れなきゃ…………………、 2人から…………… 。
なんで ?
涙止まんない…………………… 。
もういっそ
泣きてやろう 、 泣きじゃくって 。
そして、 もう 泣かない 。
強くいる。
すぐ 寝てしまった ……………
☀ 〜
もう 朝か ……………………。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。