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第21話

No.19
予定より時間がかかったので急いで図書室に行くと、翔は窓際の席に座って寝ていた
あなた

…翔?

翔
Zzz
あなた

(ガッツリ寝てるやん、どうしよう、起こせばいいのかな?)

翔の顔をよく見ると、幸せそうに微笑んでいた
あなた

(こうやって見るとやっぱり綺麗な顔してるな、なんていうんだろう…イケメンとは別の感じ…
それに髪の毛もすっごく綺麗…
さわってみたい…寝てるしちょっとくらいならいいよね……わっ、すっごいふわふわしてる!)

翔
う、ん…あなた……
あなた

ビクッ…、(なんだ、寝言か、そろそろ起こさないと)
…翔、翔起きて

翔
ん、何?あ、あなた、掃除終わった?
あなた

うん、早く帰ろ

翔
おう
〈帰り道〉
翔
それにしても結構時間かかったな
あなた

何が?

翔
掃除だよ
あなた

あ、うん、今日松本くんと私の2人しかいなくて

翔
潤と2人か〜、それは大変だっただろうな
あなた

うん…

翔
どうした?なんかあったか?
あなた

いや、さ、さっきね?

私は松本くんとの会話を翔に話した
あなた

…それで、俺はお前が気になってるって

翔
言われたのか?
あなた

うん…、ねぇ、翔にとって好きってどんなもの?

翔
俺か〜…俺はその人とずっと一緒にいたいって思うことかな
あなた

うーん、分からん

翔
ハハッ、まぁ好きの形は人それぞれだからな、無理しなくてもいつか分かる時が来るよ
あなた

だといいけどね
翔は好きな人いるの?

翔
俺は…いるよ……
あなた

え?じゃあ私とこんなことしてる暇ないじゃん

翔
へ?
あなた

だってその人とずっと一緒にいたいんでしょ?
なら私のところじゃなくてその人のところ行かないと

翔
…あなたってさ、鈍感だよね
あなた

え?なんで?何が?

翔
フフッ、大丈夫だよ、ちゃんと一緒にいるから
あなた

そっ、か、
(なんだろう、なんかモヤモヤする)
…わっ

転ぶ…と思ったけど待ち構えていた痛みはなかった
翔
危ねっ、大丈夫か?
あなた

う、うん、ありがと

翔
怪我しなくて良かった〜
あなた

あの、翔?

翔
何?
あなた

手、離して…

私の体は翔に抱きかかえられてる状態で止まっていた
翔
あっ、ごめん
あなた

ん、ありがと

翔
あなた?顔赤いけど…ドキドキしちゃった?
あなた

っっ、してない!うるさい!ばか!

翔
そんなに怒るなよ〜
あなた

もうっ、私こっちだから、帰るね!

翔
え?俺も行くけど
あなた

なんで?

翔
忘れたの?オ、ム、ラ、イ、ス
あなた

え、本当に来るの?

翔
もちろん
あなた

はぁ…お母さんのことだからどうせもう作っちゃってるだろうし、仕方ないからいいよ

翔
やったー、オムライスー!
あなた

子供か


しばらくくだらない話をしていたら家に着いた
あなた

ただいまー

翔
お邪魔します
いらっしゃーい
まだご飯作り終わってないから、あなたの部屋で宿題でもやってなさい
あなた

私の部屋でやるの!?

いいじゃない、朝1回入ってるんだし
あなた

いや、あ、今日宿題ないから…

翔
来週数学のテストあるからそれの勉強しないと
あら、そうなの?
あなた数学1番出来ないんだからちゃんと勉強しなさいよ
翔
じゃあ僕が教えますよ、あなた、部屋行くぞ
あなた

えー!勉強したくない!

翔
子供か
あなた

子供でもいいからやりたくない!

翔
ちゃんとやらないとまたゲームやるぞ
あなた

う…やります

翔
よし、じゃあ行くか
フフッ、本当に仲がいいのね
おいしいオムライス作っとくから頑張りなさい
あなた

…はーい……