あなたside
数日後
この日はみんなオフだった。
あれから特に何も起こることなく、
俳優クソAさんから連絡も来なかった。
多分皆この事忘れているんだろうな…と思うぐらい平和だった(平和が1番!)
「はぁ〜あ、お腹空いた」
慎太郎『んなー』
「ちょ、コンビニ行ってくる」
大我『何で?』
「お腹すいたんだもん」
ジェシー『行ってらっしゃ〜い』
「行ってきまーす」
やっぱり、私1人でコンビニ行こうとしているのに皆止めませんな…
絶対忘れてますよねわらわら
とか思っていたら北斗が口を開いた。
北斗『俺も行くよ』
「何で?」
北斗『俺も買いたいもんあるし』
「分かった」
私と北斗はコンビニに向かって歩いていた。
北斗『お前、俺らが俳優クソAの事忘れてるとか思ってたっしょ?』
「うん、」
北斗『やっぱり(笑)』
「でも何で北斗は覚えてたの?」
北斗『俺記憶力良いから』
「…うざ(小声)」
北斗『聞こえてますよー』
「あっはは今日は良い天気っ♪」
北斗『…大丈夫?』
「UZA」
北斗『もう早く行くぞ、ほら』
と、まぁ普通に何も無く家に帰ってきましたとさ♪
「たっだいまー」
樹『おっかえりー』
「さぁさ食ーべよっ」
ご飯も食べ終わり、私は眠くなってきたので自分の部屋で寝る事にした。
北斗side
俺は見てしまった。
あなたは気づいて無かったが、コンビニに行った帰り、後ろから変な気配がした。
振り返ったら男の人がいた。
俺はあなたが出てたドラマ全部見てたし、後ろにいた男がすぐ俳優クソAだと分かった。
あなたに言おうと思ったが部屋に戻ってしまったため、まずはメンバーに言おうとした。
「…ちょっと、皆来て」
優吾『んー?』
大我『なにぃ?』
「いや、あの、俺見たんだよ…」
ジェシー『何を?』
「俺達がコンビニから帰ってる時、後ろから俳優Aがついてきてたんだ。」
樹『…あ、忘れてたその件』
優吾『…俺も』
「おい」
慎太郎『完全にストーカーじゃん、ソレ。北斗いなかったらどうなってたか…』
「俺に感謝しろ」
ジェシー『そんな事言ってる場合じゃねぇだろ(笑)』
大我『あなたはその事、まだ知らないの?』
「うん」
樹『とりあえずあなたに言おう、』
「そうだな」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!