第83話

トラブル
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2020/05/29 05:58
あなたside










「ん…」










隣から感じた暑さで目が覚めた。


やっぱりな…と、隣には樹が寝ていた。


起こさないようにそーっと布団を脱ごうとしていた瞬間、


隣から手が伸びてきて再び布団の中へ。










樹『行くなぁ…』



「なーんでよ」



樹『ねみぃ……』



「こんな所メンバーに見られたらヤバいでしょ」



樹『見せつけようぜ』



「は?何言ってんの?」












寝ぼけているのか、変な事しか言わない樹。


布団から出ようと思っても到底男の人の力には敵わない。


















「ねぇーえ、暑い」



樹『ヤダ、離さないもん』



「はぁ…早く離して」



樹『ヤダヤダ』



「メンバー呼ぶよ?」



樹『勝手に呼んでろ』



「もう…」


















離してくれる気配が無いので


私は大声で誰かー!!!!と叫んだ。


するとメンバー全員が物凄い勢いで来た。

















大我『んだよ…あなたに何かあったのかと思った…』



優吾『焦った…』



「ねぇ樹どけて」



北斗『何してんの?』



「こっちが聞きたい」



ジェシー『っ、コイツ案外力強いな』



「ジェシーでも無理とか…じゃ、しんたろ!」



慎太郎『俺もやってるけど?!』



「もう樹離れて〜」



樹『無理ぃ』



北斗『樹、離れろって言ってるじゃん』



大我『そうだよ!樹離れて!じゃないと無理やり剥がすよ!』



「大我には無理だと思うけどなぁ…」



大我『ん?』



「何でもないよ♡♡♡♡♡♡」



樹『ちぇっ、しょうがないなぁ』















ようやく離れた樹。


嬉しかったけど、ちょっと寂しさもあった。














慎太郎『じゃあ次は俺があなたにー!!!』



大我『はあ?!何言ってんの俺でしょ!!』



樹『じゃあ俺が〜!』



ジェシー『お前何回目だよ!笑』



「全員嫌だよもう(笑)」














そう言い合っていると、"ピンポン"と、インターホンの音が聞こえた。
















「あっ、チャイム鳴った。」



北斗『え、誰?』



「多分私の荷物だわ、前服頼んだんだよねー」



大我『ふーん』



「取ってきます!」















ようやく荷物が届いたよるんるんるーん♪


え、コレ印鑑いるっけ?!


いらないよね…確か。


でも、一応持っていった方が良いのかな?


パニックパニック(cv.渡辺翔太)


そうこうしている内にもう1回インターホンが鳴った。









「あっ、ごめんなさい!今出ます!」






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