あなたside






そして、ドーム公演前日になった。

















｢はあ…緊張する…｣



樹『俺も』



北斗『ドームだもんな』



大我『ヤバイヤバイ』



慎太郎『もう24時間後にはライブ始まってんだぜ？』



優吾『手汗やばい』



ジェシー『大丈夫！俺らは俺ららしく頑張れればそれで良い！！』



｢無駄に緊張しないようにしよ｣



北斗『じゃあまた明日』



樹『おやすみー』

















皆が続々と自分の部屋に入っていく中、


私は1人ベランダへ。















｢はぁ…｣











ベランダに出ると風が気持ちよかった。


私は明日本当に大丈夫なのか。


ダンス間違えたらどうしよう…音外したらどうしよう…


夜になると何故かそういう事ばかり考えてしまう。


あまり考えたくなかったけど、何故か……










































『どうしたの？』






























後ろから窓が開く音がし、


振り向くとそこに立っていたのはジェシーだった。

























ジェシー『何でこんな所で』



｢いや…｣



ジェシー『何？なんかあった？』



｢ううん…｣



ジェシー『何かなきゃそんな暗い顔しないでしょ？言ってみ、』



｢…いや、明日大丈夫かなって、｣



ジェシー『明日？』



｢皆の足引っ張っちゃったりしないかなとか、ちゃんとファンの子盛り上げられるかなとか、なんか色々考えちゃって…｣



ジェシー『…そっか、』



｢ごめんね、｣



ジェシー『全然。俺も不安はあるし。』



｢え？｣



ジェシー『初めてのドームだからやっぱりいつものライブに比べたら考える事多くなっちゃって。でも俺らは俺らのままやれば間違いない。大丈夫。』



｢ジェシー…｣



ジェシー『変に色々な事考えてる方がミスしやすくなる。あなたは出来る子なんだから大丈夫に決まってるじゃん。』
















そうこっちを見てニヤッとするジェシーは


いつもよりかっこよく見えた。






















｢うん…そうだよね、ありがとう｣



ジェシー『自信持てよ』



｢分かった。明日、絶対成功させよう！｣



ジェシー『おう！』


















待っとけよドーム。




SixTONESがぶちかましてやるから！