朝,一番に劇団のリビングへ行くとそこにはソファーで寝ている至さんの姿があった。
[あなた]
『至さーん!!!朝ですよー!!!!起きてくださーい!(また,夜中までゲームしてたんだなぁー。仕事も最近はすごく忙しいって言ってたのに疲れてても必ずゲームはするんだもんなーまったく。)』
呼び掛けても一切起きる気配がない。
[あなた]
『(……………これだけ近くで至さんの顔見るの初めてかもしれないなぁ。改めて思うけど,やっぱり綺麗な顔してるー。うわぁー!睫毛ながーい!お肌も徹夜でゲームしてるとは思えないほどツヤツヤ!…いいな…)』
[茅ヶ崎至]
『かんとくさーん。』
[あなた]
『……!?至さん起きてたんですか!?』
[茅ヶ崎至]
『監督が階段降りてきた時からずっと起きてるよ❤️』
[あなた]
『えぇーーー!?!?!?!?』
[茅ヶ崎至]
『監督さん俺の顔見て何考えてたのか教えてよ。まさかエッチなことでも考えてた?笑笑』
[あなた]
『そんなこと考えてません!!!!』
[茅ヶ崎至]
『俺は夢の中で監督さんとあんなことや,こんなことまでしてたよ。あー良い夢だった。さぁ!風呂でも入ってきますか!』
[あなた]
『どんな夢だったんですか!!』
[茅ヶ崎至]
『………………秘密♥️』
[あなた]
『教えてくださいよぉぉぉぉ!!!!』
やっぱり至さんは意地悪だ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。