第6話

発表会
4,093
2020/01/29 12:38
「自分の大切な人に会いたいなら

貴方は、なんだって出来ますか?

その人のために











死ねますか?


僕は、無理だと思います。
だって人は、自分が1番だから。
自分の命を1番大切にする。

『そんな事ない』って皆言うと思います。
でも、本当に死のうとしてみてください。怖くなります。


足が振るえます。

声が出ません。



僕は、大切な人がいました。
彼は、とっても歌うことが好きな人でした。
頑張り屋さんで。
でも、頑張りすぎて熱出ちゃったり。
僕もあんなふうになりたいってずっとずっと思ってました。



音楽について話したり
ゲームしたり
一緒に歌ったり

彼と一緒にいた時間は、宝物です。


ずっと楽しそうに笑っていた彼は、
先月、亡くなりました。

死因は、、、、自殺です。
首吊りでした。

僕が見つけたんです。
『遊ぼう』って急に電話かかってきて
『どうしたんですか』って聞いたら
『んー、お前の声を最後に聞きたかっただけ。』

あの時は、気づきませんでした。
もし、あの時に彼の家へ言っていれば
自殺を止められたかもしれません。
もう、僕は、後悔でいっぱいです。


ネットで散々叩かれて

相談したかったけど
迷惑かけられなくて

って書いてました。遺書には。

彼は、、、なんでも溜め込むから
1人で解決しようとするから






僕に迷惑をかけたくなかったからっ


彼と最後に会った時

彼は、笑顔で話してました。

『ねぇ。俺は、お前と出会えてよかったよ。またね、、、』

『ありがとう』






真っ白い肌で

とても綺麗な黒髪で

目がとっても輝いていて

なんでも頑張る彼が








死ぬなんておかしいと思いませんか。

そんなんだったら、僕が消えたらいいのにって。彼がなくなった日からその事ばかり考えています。

きっと、彼なら

『お前は、俺よりもずっとずっと輝いてる。だからね、笑って生きてよ。
まふまふ』

なんて事を言うと思います。

でも、僕は。彼に会いたい。







初めにもどります。

ぼくは、その人のために死ねます、

自分の命より大切ですから。

正直、僕の命なんてどーだっていいんです。」







「だから僕は、今から死にます。」

「皆さんご清聴ありがとうございました。」


下がザワザワする。

屋上で話してみたけどやっぱり、彼をいじめていたヤツらの顔がこわばっている。

成功だ。








先生たちが警察を呼び始めたけど

もうおそいよ、、、




ぼくはきめたんだ。

かれにあうって。








「そらるさん。」

「今から会いに行きます」












これは、ぼくの発表会

最初で最後の発表会、、、




END





お久しぶりです。
更新がとっても遅くなりました!

久しぶりにここを見てみると
たくさんの方々にこの私の作品を呼んでもらっていて、とても嬉しいです。

ありがとうございます!!!

これから、少しずつですが復活していく予定ですので、応援してくだされば嬉しいです(´;ω;`)


では、また次回!!

鬼滅の刃とかの小説とかどーですかね?そらまふの方がいいですかね?
小説のアイディアがあればコメントしてください!

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