第16話

かっこよくなりたい!!
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2020/05/08 05:41
かっこよくなりたい!!

友情出演
A(天月さん)
S(坂田さん)
U(浦田さん)
L(luzさん)
N(nqrseさん)

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「天月くん」

A「どうしたの〜?」

「僕、、好きな人出来た」










A「まふくんが!?うそ!!」

S「ついにか〜!だれなん?!」

U「まふぴ教えてちょ!」

「引かない?」

「「「ひかない!!!」」」

「せんぱい、、、」

S「おぉ!ええやん!!」

「おとこの」

「「「えぇ!!!!!?」」」

A「ちょ!?まふくん?」

U「ほんきか!?まふぴ!?」

「うん。」

S「まぁ、応援する!」

A「そうだよね!」

U「うん!そうだな!」

「ありがとう、、、」


事の発端は、先週。
僕は、まふまふ。高校2年生。さっきお話していたのは、僕の唯一の友達、天月くん
さかたん、うらさんだ。



そそ!その先輩にあったのは、雨の降ってた日!
傘忘れて(クラスメイトに持っていかれた)困っていると後ろから

「ん〜どうしたの?」


と声をかけてくれた人がいた。


「傘忘れたんですよ...w」


僕が、そう返すと彼は


「なら、貸してやるよ。おれ家近いから!」

「それじゃぁな!!」


にこっと笑った彼にどきっとした。
そして、、、


「ねぇ、」

「はい、、?」

「前髪切った方がいいと思うよ!」


そう言って彼は帰ってしまった。

僕は、前髪で目が隠れている。理由は、ブサイクなのと、人と目を合わせるのが苦手だから、完璧に陰キャじゃん((


「また、あいたいな」


勝手にそう願って僕は家に帰った。



次の日に傘を返さなきゃ行けないので、とても早めに学校に来た。校門の前で待っていたら、きっと彼と出会えるはずだ。
急いで自転車に乗った。


「はぁっ、、はぁ、、」

「お!昨日のやつじゃん〜はやいね〜」

「えぇ!?」


僕より早く先輩は来ていた。なんて恐ろしい、、はやすぎる。

「あの、、、昨日ありがとうございました」

「あ?傘か〜。全然いいよ!」

「今度からは、忘れんなよw」

「はい!w」


それから僕達は、他の生徒が来るまでお話をしていた。

彼は、そらる。音楽を聴くのが趣味らしい。
僕も音楽が好きなので彼とは、すぐに意気投合した。

それにしても、そらるさんはかっこいい。
だって、真っ黒い髪に真っ白い肌。
目もとても綺麗な青色をしていて、、、
あ、一目惚れ?って。やつ!そう思った。


「ねぇー!前髪切れよー」

「えぇ、、、」

「ほらよっ!」

「うわっ!ちょ、ちょっと!!」


急に前髪を上げられたものだからびっくりした。ブサイクなのに、、、(´;ω;`)


「めちゃくちゃいいじゃん」

「かっこいいよ!!!」

「ぇ?」

「俺はこっちが好きだな!」

「ありがとうございます、、、?」

「まぁ、まふまふが嫌なら切らなくていいけどね?w」

「気が向いたら切って欲しいなぁwww」

「気が向いたらですよ、、??」

「まじで!?ありがと〜!!」



目を輝かせて言う彼は可愛かった。



「って言うことなの!」

A「まふくん、楽しそうでなにより!」

S、U「それな!!」

A「そして、まふくんはそらるさんに告白したいと?」

「うん、、、」

「「「このままじゃ100%振られるぞ」」」

「うぅ、、、」


3人に言われると相当自分がダメダメなんだなーと思う、、、


S「前髪きろー!!」

U「オシャレな服買お!」

A「メイクもしようね!!」

「て、手伝ってくれるの?」

「「「もちろん!」」」

「あはは、、、毎回ありがとう」






A「まず服!」

「わかった、、、!!」

S「店員さんに聞いてみよ〜」

U「呼んでくるね!ちょと、そこの店員さーん!」


そして、店員さんにコーデをしてもらって


「「「おぉ!」」」

「どうかな?」

S「めちゃくちゃええやん!」

U「まふぴ、服装だけで結構かわったよ!」

A「それじゃ、服選びは完璧ー!」

「そうだね、、、w」


おしゃれというものはこういう事なのか。
おしゃれなんて僕の頭の中には無かったからなんか新鮮。


「次は??」

「どこ行くの?」

U「散髪!」





「ま、、前髪を切って欲しいです」


かしこまりました。店員さんは笑って僕に行った。散髪している間、天月くんたちはメイク用品を買いに行ってくれた。

もうすこしで、かわれる。
こんな前髪ともおさらばだ。

違う僕になるんだ!!!


「うわぁっ!!すごい!ありがとうございます!!!!」


散髪が終わると僕は全くの別人のようになっていた。
見ているだけで嬉しかった。


A「ま、まふくんなの!?」

S「やばっ!!めちゃくちゃかっこいいやん!」

U「これは、女子からモテるぞ〜!!」

「彼が振り向いてくれなきゃいけないんだ!
他のやつは正直どうでもいいの!」

「「「まふくん変わったな」」」

「え?なにが?」

「「「なんでもないです!!!」」」


メイクは、みんなに教えてもらった。
少しでも、変われるように。かっこ良くなるために。そらるさんのために、、、














「見てみんな!ぼくかわったよね!?」

A「あの頃のまふくんはどこへ、、、」

U「ありえねぇ、、、」

S「イケメンなのに顔隠してて勿体なかったじゃん!よかったねぇー!!」

「これも、みんなのおかげ!ありがと!」


僕は、それから笑うことが多くなった。
クラスには沢山お友達も出来たし、、、

でも、彼となかなか会えなかった。




「みんな!!最近、そらるさんに出会えないんだよね.....」

S「まじで!?」

U「それは困ったね」

A「せっかく変わったのに!まふくん!!」

「うぅ、どうしよ。そらるさんどこ行ったのかな、、、」


まぁ、学校で告白なんてしない。
制服だし?メイクもできないし。
髪だってぐちゃぐちゃになるしwww


U「まふぴも大変だ、、、なぁ!?え!あれ!」

「「「あ!!」」」

「そらるさんだ!!!」


校門から出ていく彼の姿が見えた。

まふくん行っておいでと3人は、言ってくれたので鞄を持って彼を追いかけた。










「そ、そらるさん!!」

「お〜まふまふじゃん!久しぶりだね〜」

「はいwお久しぶりです!!」

「そらるさん!明日、暇だったりしますか??」

「うん。暇だよ〜」

「あの、、、一緒に遊びに行きませんか!」

「いいよ〜」

「ほんとですか!?ありがとうございます!」

「全然、いいよw俺も最近忙しくて遊べる時間なかったしちょうどいいや」

「○○公園に○時でいいですか?」

「いいよ〜!」

「それでは!さよなら!」

「うん。ばいばーい」






A「おぉ!」

U「成功だ!!」

S「明日は楽しみだね!」

「ついてこないでね??」

「「「え"」」」

「さすがに来ないで?」

「「「わかった、、、」」」

「ありがとう!」

A「まふくん頑張って!」

S「結果また教えてや!」

U「まふぴならいける!」

「うん!俺頑張ってくる!」


この日の夜、3人からありえない量のメッセージが送られてきたので一時的に3人の通知音を消した、、、















翌日、、、

「うぅ、、緊張してきたぁ、、、」


僕は予定よりも1時間!1時間も早く公園に来てしまった。遅れたら恥ずかしいし、先に来てた方がなんか、かっこよくない!?

あの3人は、ついてきてないみたい。
でも、もしいたら!後日思いっきりシバいてやろうと思う!


「メイクも大丈夫、、、服も、、、髪だって、、、、大丈夫だよ、、、!ふぅ」


そらるさんが言ってたように前髪もきったし、きっと前よりは印象良くなってるはず!

変わった僕をちゃんと見てほしい
そらるさんのために変わった僕を






「あ〜っ!まふまふ!!来るの早いね〜」


公園の入口からそらるさんの声が聞こえた。
そらるさんは、予定時間の10分前に来た。
すごいちゃんとしているな~、、、やばい。
また、そらるさんにほれた。
待って!?服めっちゃオシャレ!そらるさんって感じがする!シンプルなのに、、、やっぱ、そらるさんが着ると何か変わるのかなぁ.....


「ごめん、待った??」


あぁ!!かわいい!!男なのにかわいい!


「いえ、僕もさっき来たばかりなんです!」


1時間も早く来てしまったけどね、
というか、この会話普通にカップルがしてそう!漫画とかでよくあるやつ!?


「そっか〜。今日はよろしくね?」


へにゃと彼は優しく笑った。
そして彼は、、、


「まふまふ、かっこよくなった?」

「え!?」


そらるさんにかっこよくなった??やった、、、!!うれしい、、、


「そんな驚く?w前髪も切ってるし服もおしゃれ、、、メイクもしたの??」

「はい、、、w実はwww」

「ふふっwまふまふも好きな人出来た?www」

「そんな感じですねw」


あなたが好きなんですけどね、、、、


「すごい笑うようになったね」

「はじめて話した時、ずっと顔隠しててわかんなかったし、話し方暗かったからw」

「そのままでいてくれよ〜」

「わかりました!」


それから僕達はお互いが行きたいところへ案内しながら一日を楽しんだ、


「プリクラ撮りましょ!」

「え?恥ずいんだけど」

「そらるさんかわいいから大丈夫です!」


あ、、、


「い、いや!!そらるさん!?えっとぉ、、、そのっ、、!あぁ!!」

「ふははははwお前おもしろいなぁw」

「かっこいいじゃなくて可愛いだったのはちゃんとあれだけどまぁ、、ありがと、、ね?」

「うぅ、、、」


やべ。かわいい。かっこいい要素どこにあるの?完全に女の子じゃん。
そらるさんすきです、、、


「そ、それじゃプリクラ撮りましょ!?」

「うん!いいよ」





「べ、別人みたい、、、」

「ほんとだね~w」

「あっwwwwwwまふまふ顔真っ赤じゃんw」

「それは言わない約束でしょ!?」


それはですね、、、
ポーズの中に抱きしめる?だったがなそんなのがあって、僕そんなのしたことないしましてやそらるさんだから、そらるさんが
「ん」って言って手を伸ばしてくれたんですよ!!そらるさん僕より身長低いから、、、
その時顔が真っ赤になっちゃって、、、!


「いい思い出だ〜w」

「僕にとっては嫌な思い出です」

「ガチトーンで言うなよwww」




















「楽しかったですね〜」

「うん!楽しかった〜」


告白するタイミングがわからなくて結果、最後になってしまった。


「あ、あの、、、」

「そらるさんっ」


「ん?どうしたの??」


優しく笑うそらるさん。僕はこの笑顔に一目惚れ?したんだっけ。


「僕、今日言いたいことあって、、、」

「うん?なになに?言いたいことって」

「あの、、、」

「えっと、、、」


やば、頭パンクしそう
ちゃんと伝えるんだ。そらるさんに


「ぼくっ!!」

「うん」

「そらるさんが傘貸してくれたあの日から、ずっとそらるさんの事が、、、すっ、、!す!」

「すとっぷ!」

「えぇ?!」

「まふまふ〜大丈夫だって、焦んなくてw俺ちゃんと話聞くからさ?ね?w」

「は、はい!!」

「そらるさん。あなたの事がずっと好きでした、、、!!こんな僕で良かったらお付き合いしてくださいっ!!!」
































「まふまふ〜傘忘れた!」

「またですか!?」

「うんw」

「しょうがないですね〜」

「一緒に帰りましょ?」

「うん!!!」

「今日、まふまふの家行ってもいい?」

「もちろん!いっぱいお話しましょうねー」

「ぎゅってしてね?」

「仰せのままに!!!」




A「成功したみたいだね」

S「ほんと、、、」

U「良かったね」


L「良かった〜!!」

N「ほんとだよ、、、心配した」


「「「ど、どちら様ですか!?」」」

L「そらるさんのお友達やでー」

N「そうそう!まふまふさんのお友達かな?」

A「はい!そうです!!」

N「そらるさんよかったね」

S「それはどういう??」

L「そらるさんもまふまふさんのこと好きだったんだよ〜!両思いってやつだったの!」

N「遊びに行く日の前日に、そらるさんからメッセージきたからね!3人で服選んでたんだよー」

L「そらるさん心配症だからねw」

U「それにしても、あのふたり」


「「「「「お似合いだよね」」」」」





「そらるさーん!」

「ん?どうしたの?」

「好きです、、、だいすき、、、」

「そんな抱きしめなくてもいいよ?俺もまふまふの事大好きだからw」

「そらるさんかわいい」

「それはやめて!!」








「あっまふまふべちょべちょじゃん!」

「肌透けて見えるよ?」

「いや、そらるさんもじゃないですか」

「え?まじ??」

「そらるさん、えっろ」

「まふ、、、?」

「あっ!すみません!!心の声がつい!(´>ω∂`)」

「も〜っ!!なんなのほんと!!!」

「そらるさんが!えっちいからだめなんです!!もう、いっその事抱いてしまいたい( ˙-˙ )」

「え、ちょ、、、ふぇ//////」

「うわぁ、、、そらるさん反則ですね」


ふぇは、反則。理性持たない。モタナイヨ


「可愛いそらるさん今から抱きますね」

「ま、まってよ!まふまふ!!」

「いいじゃないですか。俺たち付き合ってからもう3ヶ月はたったよ?」

「でも、そらるさんが嫌なら仕方ないです!」

「それならまたこ「まって、、、」んぇ?」



























「まふになら、抱かれてもいい、、、よ?」

プツンっと何かが切れた音がした。



end

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