メンバーが揃った
楽しそうな雰囲気の中に入り込めない麗の姿にハルが気づき、話題を振ってくれた
「安藤さんは、趣味とかないの?」
「趣味は...読書とか、、後は...」
「私はねぇお菓子作りとかぁ..」
「波奈には聞いてないから」
「えぇー別にいいじゃーん」
「まぁまぁ遊園地来たんだし何乗りたい?」
斗真が気を遣いながら聞いた
「ジェットコースター!」
「お化け屋敷!」
「全部!笑」
みんなが一斉に言った
「一斉に言うなよ 笑」
「じゃあ、とりあえず回ってみるか」
また斗真が機転を効かせてくれた
「そうだねー」
斗真くん、意外としっかりしてるなぁ
無駄話をしながら一つ目のアトラクションの前で止まった
一つ目は
空中ブランコ!
「うわぁ、楽しみー!」
「ヤバっ!」
プーッ
始まりの合図だ
キャー
ギャー
イェーイ
いろんな声が聞こえる
プーーッ
終わりの合図だ
はぁ怖かった...でも楽しかったなぁ...
ハルくんの隣に座りたかったなぁ...
そんなことを思いながら二つ目のアトラクションに着いた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。